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【事例付き】UI/UXとは?コンバージョンを最大化する設計時のポイントも解説(スマホ最適化編)

2025.09.17

【事例付き】UI/UXとは?コンバージョンを最大化する設計時のポイントも解説(スマホ最適化編)

ホームページを訪れたユーザーは、「見にくい」「操作しにくい」と感じるとすぐに離脱してしまいます。
見た目の美しさや機能性だけではなく、ユーザーが「使いやすい」「心地よい」と感じる体験を提供することは、ビジネスの成果を大きく左右します。

その鍵を握るのが、「UI/UX」です。
特に、スマートフォンの利用が主流となった今、モバイル環境におけるUI/UX設計の重要性は増すばかりです。

この記事では、UI/UXの基本的な意味を踏まえながら、昔よりも重要視されるようになった理由を紹介します。
最適化するメリットや弊社の独自ノウハウに基づいた「スマホで成果を出すための設計ポイント」も事例を交えて徹底解説するので、ぜひ参考にしてください。

UI/UXとは?その意味とウェブサイトにおける重要性

UI/UXの基礎知識として、以下の2つを解説します。

  1. 意味と関係性
  2. 昔よりも重視されるようになった理由

それぞれ詳しく見ていきましょう。

意味と関係性

UIとUXはしばしば混同されがちですが、下表のように意味はそれぞれ異なります。

UI(User Interface)

UX(User Experience)

意味

ユーザーとサービス・製品の接点、見た目や操作性

ユーザーがサービス・製品を通じて得られる体験すべて

具体例

  • ホームページのレイアウト
  • フォント
  • ボタンのデザイン
  • 色使い

ホームページを閲覧して、「分かりやすい!」「探していた情報が見つかった!」と感じる一連の体験

つまり、UIは「UXを実現するための手段」です。

例えば、おしゃれなデザインのホームページ(=優れたUI)でも、肝心の情報がどこにあるか分からなければ、ユーザーは「使いにくい」と感じてしまいます(=悪いUX)。
逆に、シンプルなデザインでも、ユーザーが求めている情報にスムーズにたどり着ければ、「使いやすい」という体験(=良いUX)を提供できます。

自社ホームページを見直す際には、デザイン性だけでなく「ユーザーにとって本当に使いやすいか」という視点を取り入れることが大切です。

昔よりも重視されるようになった理由

UI/UXが重要視されるようになった背景には、スマホの普及とユーザーがホームページに求めるニーズの変化があります。

パソコンに比べて画面サイズが小さいスマホでは、情報を詰め込みすぎると見にくくなります。
パソコンのようにマウスで細かく操作できない分、誤タップにつながるような小さなリンクやボタンは避ける必要があります。
無闇にページを分けず、コンテンツを無駄に離さない構成も重要です。

また、スマホはWi-Fiだけでなく、モバイル回線を利用するため、通信環境が安定しない場合があります。
このような状況でホームページの表示速度が遅いと、ユーザーはすぐに離脱してしまうでしょう。

さらに、ユーザーは「このホームページで何ができるのか」「どうすればこの情報にたどり着けるのか」といったことを無意識のうちに判断しています。
UI/UX設計は、これらの無意識の判断を良い方向に導くために不可欠となっているのです。

UI/UX設計を最適化するメリット

UI/UX設計を最適化するメリットを、以下2つの視点から解説します。

  1. ユーザー側のメリット
  2. 企業側のメリット

なお、弊社ではUI/UX設計を重視し、ユーザーと企業双方のメリットを最大化させるホームページ制作を心がけています。
UI/UXの観点からホームページを改善したい方は、ぜひ一度ご相談ください。

ユーザー側のメリット

UI/UX設計の最適化によってユーザー側が得られるメリットは、以下の3つです。

  1. 快適な情報収集
  2. スムーズな操作
  3. 高い満足度

見やすく、分かりやすいホームページになれば、ユーザーは必要な情報をストレスなく見つけられます。
適切に配置されたボタンやリンクは、次のアクションへ迷わず進む後押しとなります。
期待通りの体験を得られることで、企業やブランドへの信頼感・好感度も高まりやすくなるでしょう。

企業側のメリット

UI/UX設計の最適化によってユーザー側のメリットが大きくなれば、企業側にも以下のような好影響を与えます。

  • コンバージョン率(CVR)の向上
  • ブランドイメージの強化
  • SEO評価の向上

UI/UX設計の最適化によってユーザーがスムーズにアクションを完了できるようになれば、問い合わせや申し込みが増加します。
「使いやすい」「気が利いている」という印象は、ブランドへの愛着を育むきっかけにもなるでしょう。

また、Googleはユーザー体験を重視しています。
直帰率の低下や滞在時間の延長といった良いUXを示すデータは、SEO評価の向上にもつながるため重要です。

UI/UX設計時に押さえたいポイント:特にスマホで成果を出すために

弊社は「ホームページは作って終わりではなく、常にユーザーの行動データに基づいて改善を続けることが重要」と繰り返し述べています。
ここでは、特にスマホサイトで成果を出すために押さえたいUI/UX設計のポイントを、3つ紹介します。

  1. 情報を詰め込み過ぎない(スマホの画面サイズを意識)
  2. デバイスごとに最適化する(PCとスマホで異なるUX)
  3. ユーザー目線を大切にする(常に「ユーザーは何を求めているか?」)

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ポイント①:情報を詰め込み過ぎない(スマホの画面サイズを意識)

UI/UX設計ではスマホの画面サイズを意識して、情報を詰め込み過ぎないようにしましょう。
スマホの小さな画面に多くの情報を詰め込むと、ユーザーはどこを見れば良いか分からなくなり、離脱してしまうためです。
改善策としては、下表の2つが挙げられます。

設計時のポイント

グローバルメニューの選択肢

メニューは必要最低限の項目に絞り込み、ユーザーが迷わないように設計する

訪問意図別の導線

ユーザーの訪問意図に合わせて、ページ上部などに分かりやすい導線を配置する

  • 「資料請求したい」
  • 「事例を見たい」
  • 「価格が知りたい」 など
“ベイス”
ベイス
編集部

ホームページのグローバルメニューは、多すぎるとユーザーに混乱を与え、目的の情報にたどり着くのを妨げます。
このような事態を避けるためには、HOMEを含めて7つまでに絞り込み、シンプルで使いやすいナビゲーションにすることが大切です。

“ベイス”
ベイス
編集部

また、TOPページでは、ホームページ訪問者の種類が多い場合、それぞれの訪問意図に合わせて動線を分ける設計が有効です。
例えば、介護施設のホームページであれば、以下のようなターゲットが想定されます。

  • 本人
  • ご家族
  • 医療従事者

それぞれ別のボタンを設置することで、ユーザーが迷うことなく必要な情報にたどり着けるようになり、結果的に離脱率の低下へつながります。

ポイント②:デバイスごとに最適化する(PCとスマホで異なるUX)

PCサイトをただ縮小するだけでは、スマホでの最適なUXは実現できません。
UI/UX設計時には下表の2つを中心として、デバイスごとに最適化することも必要です。

設計時のポイント

スマホサイトでのメニュー

ハンバーガーメニューなど、スマホに適したメニュー形式を採用する

カードデザイン※

積極的に活用し、スマホの小さな画面でも情報を分かりやすく整理する

※画像とテキストを組み合わせたデザイン

“ベイス”
ベイス
編集部

ホームページのグローバルメニューは、デバイスごとに最適なデザインを適用することが重要です。
特にスマホサイトでは画面スペースを有効活用するため、ハンバーガーメニューから主要な項目を出すよう設計しましょう。

“ベイス”
ベイス
編集部

また、一覧ページのデザインもデバイスに合わせて最適化し、ユーザーの利便性を高めることも大切です。
パソコンでは4カラム(※)のカードデザインで見やすく情報を整理し、スマホでは2カラムにすることで、視認性を維持しつつスクロールの負担を軽減します。
※Webページを縦に区切った列

“ベイス”
ベイス
編集部

これによってユーザーはストレスなく情報を探せるようになり、ホームページ全体のUX/UIが向上します。

ポイント③:ユーザー目線を大切にする(常に「ユーザーは何を求めているか?」)

UI/UXで最も重要なのは、常にユーザーの立場に立って考えることです。
ユーザー目線を大切にしたUI/UX設計時のポイントとして、最低限押さえたいのは下表の3つです。

設計時のポイント

マウスオーバー時の反応

重要な情報はタップせずに見られるようにする※

タップ領域

ボタンやリンクは指でタップしやすいよう、十分な大きさを確保し、配置にも配慮する

入力フォームのステップ

ステップ化せず、1ページで完結する

※パソコンではマウスオーバーで表示される情報も、スマホではタップしなければ見られないため

“ベイス”
ベイス
編集部

ホームページのグローバルメニューは、ユーザーの混乱を防ぐため、マウスオーバー時の挙動を統一しましょう。
メニューが展開するものとしないものを、混在させないことも重要です。

“ベイス”
ベイス
編集部

一覧ページではサムネイルだけではなく、テキスト全体をタップ領域にするとクリックミスを減らせます。
また、入力フォームでユーザーの手間を減らし、離脱を防ぎたい場合は、ステップ化せずに1ページ完結とするのが有効です。

“ベイス”
ベイス
編集部

UI/UXを大幅に向上させ、ユーザーの利便性・快適性を高めたい場合は、上記のような設計をホームページ全体で統一することが大切です。

UI/UX設計にも対応した弊社のホームページ制作事例

こちらは弊社がUI/UX設計にも携わった、三重県の葬儀社である斎奉閣様のホームページ制作事例です。

▼斎奉閣様のホームページ

斎奉閣様では「終活」という複雑でデリケートなテーマを扱うため、ユーザーが安心して情報を探せるよう、UI/UX設計には特に配慮しました。
具体的には「葬儀の流れ」「お葬式の費用」などユーザーが知りたい情報への導線を、パソコン・スマホともにトップページへ明確に配置しています。

また、スマホで見た際に文字が小さくならないようにフォントサイズを調整したり、タップしやすいボタン配置にしたりすることで、ユーザーのストレス軽減を図りました。
さらに、斎奉閣様のブランドイメージを損なわないよう、シンプルかつ上品なデザインで統一感を出し、ユーザーに安心感を与えています。

結果として、ユーザーが迷うことなく必要な情報にたどり着けるようになり、問い合わせ数や資料請求数の増加につながっています。

ホームページURL:https://saihokaku.jp/

まとめ:UI/UX設計はユーザーと企業の双方にメリットがある

UI/UX設計はユーザーとのコミュニケーションを最適化し、ビジネスの成果を最大化するための重要な戦略です。
見た目の美しさだけでなく、ユーザーが「使いやすい」と感じる体験を提供することが大切になります。

また、ユーザーの行動パターンや利用環境に合わせた設計を徹底し、「ユーザーはここで何を感じるか?何を求めているか?」と常に自問自答しながら改善を続けることが必要です。

弊社はUI/UX設計を重視し、ユーザーと企業双方にメリットのあるホームページを制作いたします。
UI/UXの観点からホームページを改善したいとお考えの方は、ぜひ一度お問い合わせください。

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book この記事の監修者

澤田将司

株式会社ベイス 代表取締役社長

マレーシア、クアラルンプールで起業。
オンラインゲームプラットフォームや3大通信キャリアの公式コンテンツプロバイダーなどの事業を経て、2015年に実家の家業を引き継ぐ形で帰国。
現在は三重県四日市市で受託型のウェブマーケティング会社、株式会社ベイスを経営。

得意分野はコンバージョン率(お問い合わせ率)の高い企業のホームページ運用。
豊富な経験で培った徹底したデータ駆動のマーケティング戦略で、これまでに数多くの企業のウェブ戦略立案から実行までを手がける。

LINE社認定のパートナーでもあり、これまで運用した企業アカウント数は500を超える。

代表挨拶ページはこちら

 

澤田将司|ベイス代表取締役 澤田|ベイス社長@行きたくなるオフィス研究中 中小企業マーケティングラボ

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