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コンテンツデザインとは?成果を最大化する「表現設計」の全貌と成功事例

2025.09.19

コンテンツデザインとは?成果を最大化する「表現設計」の全貌と成功事例

ホームページのコンテンツは、「中身」が重要だと思われがちです。
しかし、どれだけ良い情報を持っていても、それが読者に伝わらなければ意味がありません。

「どうすれば、ユーザーの心に刺さるコンテンツを届けられるのか」「コンテンツは作ったものの、問い合わせにつながらないのはなぜ」といった悩みを解決する鍵は、「コンテンツデザイン」です。
弊社はコンテンツデザインを「表現設計」と呼び、すでに持っている情報をいかにユーザーにとって価値のある形で届けられるかを常に考えています。

この記事では、コンテンツデザインの定義を踏まえながら、なぜ今重要なのかを解説します。
具体的な設計ノウハウや弊社の成功事例まで、その全貌を徹底解説するので、ぜひ参考にしてください。

コンテンツデザインとは?「表現設計」という視点

コンテンツデザインの基礎知識として、以下の2つを解説します。

  1. コンテンツデザインの定義
  2. ホームページ運用でコンテンツデザインが重要な理由

それぞれ詳しく見ていきましょう。

コンテンツデザインの定義

コンテンツデザインとは、情報そのもの(コンテンツ)の「届け方」を設計することです。
下表に挙げる形から最適なものを選び、ユーザー視点を踏まえながら、すでに存在する自社の強みやサービスといった情報を届けます。

コンテンツを届ける形

届け方で重視する点

  • 見やすい
  • 分かりやすい
  • 行動を促せる

弊社が常々語っているように、コンテンツは「もともとすでにある」ものです。
それをどう見せるか、つまり「表現設計」こそがコンテンツデザインの核心となります。

ホームページ運用でコンテンツデザインが重要な理由

ホームページ運用でコンテンツデザインが重要視されるようになった背景には、単なる情報提供に留まらない、成果につながる「価値提供」が求められるようになったことにあります。
具体的な理由は、以下の2つです。

  1. コンテンツの良しあしがSEO対策の成果にも影響する
  2. SNSでの拡散をきっかけとして潜在層にもリーチできる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

理由①:コンテンツの良しあしがSEO対策の成果にも影響する

ホームページ運用でコンテンツデザインが重要になっている理由の1つが、SEO対策にも影響する点です。
コンテンツデザインが優れている、つまり「ユーザーが読みやすく、分かりやすいコンテンツ」は、滞在時間の延長や直帰率の低下につながり、結果としてGoogleの評価も高まります。

UI/UXがSEOに影響を与えるという考え方と一致しており、コンテンツデザインとSEO対策は切っても切り離せない関係といえます。

理由②:SNSでの拡散をきっかけとして潜在層にもリーチできる

コンテンツデザインが重要な理由は、SNSでの拡散をきっかけとして潜在層にもリーチできる点にもあります。
魅力的なコンテンツデザインは、SNSでの「シェア」や「いいね」といったエンゲージメントにつながりやすくなるためです。

“ベイス”
ベイス
編集部

グローバルメニューの上段にSNSやYouTubeのリンクを設置することは、追客体制の整備に有効です。
ホームページの訪問者を自社のSNSアカウントへ誘導し、継続的な情報提供とエンゲージメントを築けます。

“ベイス”
ベイス
編集部

また、イベントやブログ記事の詳細ページにはSNSシェアボタンを設置し、「〇〇な人はシェアしてください」といったリード文を添えましょう。
ユーザーの共感を促して拡散を後押しし、ブランド認知度の向上と新たな顧客獲得につながります。

コンテンツデザインの基本的な流れ

コンテンツデザインの基本的な流れは、以下の通りです。

  1. 目的とターゲットの明確化
  2. ユーザーニーズの分析
  3. 情報の整理・構造化
  4. 表現方法の検討
  5. 公開と効果検証

まずは「誰に、何を伝えたいのか」「その結果、どうなってほしいのか」といった目的を明確にします。
ニーズ分析では、以下を活用しながらユーザーが本当に求めている情報や課題を深く理解することが大切です。

  • キーワード調査
  • 競合分析
  • 顧客アンケート など

その後は集めた情報を整理し、ユーザーが読み進めやすいよう、分かりやすい構成(ストーリーテリング)に落とし込みます。
さらに、テキストや画像・動画など最適な表現手段を選定し、ユーザーの理解を助けるデザインに落とし込みます。

コンテンツを公開したあとはそのままにせず、アクセス解析やヒートマップツールを活用しながらユーザーの反応を分析し、改善を繰り返しましょう。

ユーザーの心に刺さるコンテンツデザインのコツ

ユーザーの心に刺さるコンテンツデザインのコツは、主に以下の3つです。

  1. ユーザー目線を大切にする
  2. 自社に眠るコンテンツを掘り起こしオリジナリティにつなげる
  3. 「表現する手段」の多様性を最大限に活用する

なお、弊社では「コンテンツデザインの改善=ホームページの集客力アップ」、ひいては企業の成長に直結すると考えています。
集客力を高めるコンテンツデザインで成果を上げたい方は、ホームページ運用サポートをご覧のうえ、お気軽にご相談ください。

コツ①:ユーザー目線を大切にする

コンテンツデザインの成功は、ユーザー目線に立てるかどうかにかかっています。
発信者や作り手は「この情報は重要だ」と思っていても、読み手にとっては「どうでもいい情報」というケースも少なくありません。

「このコンテンツは、読み手にとって本当に役に立つか?」という視点のもと、コンテンツを常にジャッジすることが大切です。

コツ②:自社に眠るコンテンツを掘り起こしオリジナリティにつなげる

「コンテンツがない」と悩む企業の多くは、「お客様の声」や「社員のノウハウ」など社内に眠っている価値あるコンテンツに気づけていないだけです。
これらは、下表のような形でコンテンツ化できます。

コンテンツの形

特徴

導入事例

お客様の課題や解決策、成果を具体的に伝え、企業の信頼性を高める

お客様アンケート

お客様から寄せられた声や疑問は、そのまま新しいコンテンツの種になる

専門家によるコラム

  • 社員が持つ専門知識をコラムとして発信することで、企業の権威性を高められる
  • 他社には真似できないオリジナリティとなり、AIが生成するコンテンツとの差別化にもつながる
“ベイス”
ベイス
編集部

ホームページの事例・お客様の声ページでは、量の多さよりも内容の質で勝負することが重要です。
特に有名企業や得意な業界の事例を10件程度に絞り込み、深く掘り下げて掲載しましょう。

“ベイス”
ベイス
編集部

また、お客様アンケートなどを画像で貼り付けるのではなく、ウェブコンテンツとして再構成することでユーザーは読みやすくなり、エンゲージメント率の向上につながります。

AI時代のコンテンツ制作で押さえておきたいことについて知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

【関連記事】AI時代の到来でSEO対策の形が変わる?コンテンツ制作の裏側も紹介

コツ③:「表現する手段」の多様性を最大限に活用する

コンテンツデザインではテキストだけでなく、下表をはじめとしたさまざまな表現手段を組み合わせることで、成果を最大化できます。

特徴

画像や動画

テキストだけでは伝わりにくいサービスの特徴や雰囲気を伝える

インフォグラフィックス※

複雑なデータや数値を視覚的に分かりやすく表現することで、ユーザーの理解を深める

グラフや表

サービス導入前後の効果などをグラフや表で明確に示すと、説得力が増す

※情報を図やイラストで表現し、直感的に理解しやすくしたもの

“ベイス”
ベイス
編集部

ホームページに写真を掲載する際は、プロのカメラマンによる撮影がおすすめです。
スマホ撮影は避け、自然で日常の様子を切り取ってもらいましょう。

“ベイス”
ベイス
編集部

会社の雰囲気や人柄が非言語で伝わり、ユーザーからの信頼感や親近感の向上につながります。

コンテンツデザインの改善で問い合わせ数が増えた成功事例

米製造品を取り扱う日本国内唯一の販売代理店を支援した事例では、コンテンツデザインを改善し、問い合わせ数を大幅に増やしました。

同社ではBtoB向けのサービスを提供されていましたが、ホームページのコンテンツが専門的すぎるため、見込み客がサービス内容を十分に理解できないという課題を抱えていました。
そこで弊社が「コンテンツデザイン」の観点から改善提案したのは、以下の3つです。

具体的な取り組み

課題の明確化と解決

「導入後の効果がイメージしづらい」という課題に対して、サービスの強みを視覚的に分かりやすく伝えるコンテンツデザインに改善

「お客様の声」の掲載

既存のお客様に対してアンケートを実施させていただき、サービスの価値を具体的に伝える「お客様の声」コンテンツを制作

専門用語を分かりやすく解説するコンテンツの制作

専門的な内容を、図解やイラストを用いて分かりやすく解説するコンテンツを制作

上記を経て、ホームページは「専門的な情報を提供するだけの場所」から、「お客様の課題を解決するパートナーとしての信頼性を伝える場所」へと変化しました。
その結果、問い合わせ数は大幅に増加し、最終的なコンバージョンにもつながっています。

まとめ:コンテンツデザインの改善はホームページの集客力アップにつながる

コンテンツデザインは、単にホームページを美しく見せるためのものではありません。
企業の持つ価値を最大限に引き出し、ユーザーの心に届け、そしてビジネスの成果につなげるための「表現設計」です。

コンテンツデザインでは常に読み手の視点に立ち、本当に役に立つコンテンツを追求することが大切になります。
企業に眠る独自の情報を掘り起こし、他社との差別化を図るとともに、多様な表現手段を活用しながら継続的に改善することも必要です。

コンテンツデザインはホームページの集客力アップ、ひいては企業の成長に直結します。
集客力を高めるコンテンツデザインでホームページの集客力をアップさせ、企業の成長につなげたい方は運用サポートページをご覧のうえ、お気軽にお問い合わせください。

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book この記事の監修者

澤田将司

株式会社ベイス 代表取締役社長

マレーシア、クアラルンプールで起業。
オンラインゲームプラットフォームや3大通信キャリアの公式コンテンツプロバイダーなどの事業を経て、2015年に実家の家業を引き継ぐ形で帰国。
現在は三重県四日市市で受託型のウェブマーケティング会社、株式会社ベイスを経営。

得意分野はコンバージョン率(お問い合わせ率)の高い企業のホームページ運用。
豊富な経験で培った徹底したデータ駆動のマーケティング戦略で、これまでに数多くの企業のウェブ戦略立案から実行までを手がける。

LINE社認定のパートナーでもあり、これまで運用した企業アカウント数は500を超える。

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澤田将司|ベイス代表取締役 澤田|ベイス社長@行きたくなるオフィス研究中 中小企業マーケティングラボ

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