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ファーストビューのデザインは、ビジネスの命運を分ける|「離脱させない」絶対法則

create 2025.10.10  cached 2025.10.08

ファーストビューのデザインは、ビジネスの命運を分ける|「離脱させない」絶対法則

ホームページを訪れたユーザーは、わずか3秒でそのホームページに価値があるかどうかを判断すると言われています。
この最初の3秒でユーザーの心をつかみ「もっと知りたい」と思わせる役割をもつのが、ホームページの「ファーストビュー」です。
弊社は常時500社のアクセスデータを監視していますが、多くの企業がこのファーストビューで大きな機会損失をしています。

この記事では、あなたのビジネスの命運を分けるファーストビューのデザインについて、その重要性から具体的な設計法則まで、弊社独自の視点で解説します。
コーポレートサイトとLP(ランディングページ)それぞれの役割や、「ユーザーを離脱させない」ための法則など投資対効果を最大化するノウハウを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

3秒で判断される世界、あなたのファーストビューは「顔」になっていますか?

人間関係において第一印象が重要であるように、ファーストビューはホームページの「顔」であり、その印象はユーザーの行動を左右します。
最初の印象で失敗すると、ユーザーはすぐにページを離れてしまい、二度と戻ってきてくれない可能性も少なくありません。

ユーザーはホームページが「自分の求めている情報を持っているか」「信頼できる企業か」を、瞬時に判断しようとします。
ファーストビューでそれらが伝わらなければ、どんなに素晴らしいコンテンツやサービスがあっても、ユーザーの目に触れる機会は永遠に訪れません。

3秒で判断されるWebの世界で自社ホームページの運用成果を最大化させるためにも、「顔」であるファーストビューのデザインは必ず整えたいところです。

なぜファーストビューのデザインがビジネスの成果に直結するのか

ファーストビューのデザインがビジネスの成果に直結する理由は、主に以下の2つです。

  1. 「欲しい人」に「知られてない」という課題を解決する
  2. ホームページの「おもてなし」はファーストビューから始まる

なお、ファーストビューと混同しやすいメインビジュアルの基礎知識や制作ポイントについて知りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。

【関連記事】【事例付き】ホームページのメインビジュアルとは?制作ポイントや注意点も

「欲しい人」に「知られてない」という課題を解決する

中小企業で販売不振が起きている場合、必ずしも提供する商品やサービスが悪いとはいえません。
このようなケースでは、自社の商品やサービスを欲しがる人にリーチできていないことが、原因の1つとして挙げられます。

ファーストビューは、「欲しい人」に「知られてない」という課題を解決するための最も強力なツールです。
ファーストビューで「誰がどうなるか」を5秒で伝えられれば、ユーザーは「ここは自分のためのホームページだ」と感じ、読み進めてくれる可能性が高まるでしょう。

ホームページの「おもてなし」はファーストビューから始まる

ファーストビューは、ホームページにおける「おもてなし」の始まりです。

ユーザーは、「読む」よりも「見る」ことを好みます。
特にスマホサイトでは4行以上のテキストの羅列はNGであり、読み込まずとも伝わる直感的なデザインが求められます。
また、おもてなしの心としては、以下の要素もファーストビューで重要です。

  • 心地よいデザイン
  • 心を掴むコピー
  • 次に何をするべきか明確な導線

上記がきちんと反映されていれば、ユーザーは安心してホームページを読み進められるようになり、結果として離脱率の低減が期待できます。

【目的別】成果を出すファーストビューの役割とポイント

ここでは以下2つをピックアップして、それぞれにおけるファーストビューの役割とデザインのポイントを解説します。

  1. コーポレートサイト:企業への信頼感を醸成する
  2. LP(ランディングページ):1つの目的に集中させる

なお、弊社ではコーポレートサイトや採用サイトなど、多様な業界・業種のホームページ制作実績がございます。
LP制作にも精通しているので、「ただ存在するだけのWebページ」から「24時間働く優秀な営業マン」へ進化させたい方は、お気軽にご相談ください。

コーポレートサイト:企業への信頼感を醸成する

コーポレートサイトのファーストビューでは、企業への信頼感と安心感を醸成することが最も重要です。
具体的なポイントは、以下の3つになります。

  1. 「誰がどうなるか」を5秒で伝える
  2. 大手企業のマネをしない
  3. キービジュアルは大きすぎないサイズにする

まずは、「私たちは〇〇な課題を持つお客様を、〇〇な方法で、〇〇な状態にします」というメッセージを明確に打ち出しましょう。

また、大手企業はどんなデザインでも人が集まるため、参考にしても意味がありません。
自社の強みを最大限に引き出す、独自のデザインを追求することが大切です。
キービジュアルは伝えたいことが隠れてしまわないよう、カルーセル(スライドショー)は避け、ユーザーに最も伝えたいメッセージに集中できるデザインにしましょう。

コーポレートサイトの目的や弊社の制作事例について知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

【関連記事】コーポレートサイトの本質的な目的|基本構成や具体的な制作事例も紹介

LP(ランディングページ):1つの目的に集中させる

LPのファーストビューは「商品の購入」や「資料請求」など、ユーザーをたった1つの目的に集中させることが最大の役割です。
そのために押さえたいポイントは、以下の3つになります。

  1. ファーストビューにCTA(※)を必ず設置する
  2. バナー広告との連動を意識する
  3. 「誰が」「いつまでに」「どうなるか」を伝える

※※お問い合わせや資料請求といった行動を促す文言やボタンなど

ユーザーが「これだ!」と思った瞬間にアクションを起こせるよう、目立つ色や形でCTAボタンを配置しましょう。

また、LPにたどり着くきっかけとなったバナー広告と、まったく同じ訴求ではユーザーの期待感を損ないます。
バナーの内容を少し掘り下げるイメージで、続きを読みたくなるようなデザインを心がけてみてください。
LPが誰のためのもので何を提供し、ユーザーがどうなれるのかを5秒で伝えられるように設計することも、コーポレートサイトと同様に重要です。

LPの基礎知識やホームページとの違いについて振り返りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。

【関連記事】【比較表付き】ホームページとランディングページの違いを7つの観点で解説

ファーストビューのデザイン設計法則

ファーストビューのデザイン設計において押さえておきたい法則は、以下の3つです。

  1. ユーザーの課題解決とベネフィットを明確にする
  2. 一瞬で心を掴む「キラーコピー」を作る
  3. 「凡事徹底」!見落としがちな最適化も忘れない

それぞれ詳しく見ていきましょう。

法則①:ユーザーの課題解決とベネフィットを明確にする

キービジュアルから間髪を入れずに、提供したい商品やサービスが「どのような人に喜ばれるか」をユーザー視点で翻訳して伝えましょう。
「〇〇でお困りですか?」といったお悩みコーナーはよく見かけますが、アテンション(注意)の低下を招くだけのため、不要です。
例えば、Web施策を提供する会社であれば、下表のように明確な言葉に変えられます。

文言の例

改善前

最新のWeb技術で売上を向上させます

改善語

Webに不慣れな経営者様でも、安心して任せられるパートナーとして、投資対効果を最大化するWeb施策を提供したい

ホームページLPを読み進めてもらうためにも、ファーストビューで「誰のための、どんなメリットがあるか」を具体的に示すことが大切です。

法則②:一瞬で心を掴む「キラーコピー」を作る

以下の3点に留意することで、ユーザーの心を一瞬で掴むキャッチコピーを作れます。

  1. 抽象的な言葉は避ける
  2. 「誰がどうなれるか」を伝える
  3. 「競合他社にないUSP(※)」を提示する

※Unique Selling Proposition:自社にしかない圧倒的な強み

ホームページのファーストビューでは、「未来を創る」「次世代のサービス」といった抽象的で意味のない英語をよく見かけます。
しかし、ホームページの成果を上げたい場合は「誰がどうなるか」を具体的な言葉で表現し、5秒で伝える形で整えることが重要です。

また、他社との比較はテキストではなく表形式で整理し、USPを明確に示しましょう。
その強みが読み手にとってどのようなメリットがあるのかまで翻訳できると、ユーザーの心により刺さるようになります。

法則③:「凡事徹底」!見落としがちな最適化も忘れない

ファーストビューのデザインは見た目の美しさだけではなく、ユーザー体験(UX)を向上させることも必要です。
地味な作業ではあるものの、以下をはじめとした「凡事」は徹底することでホームページの成果を底上げします。

  • 高速表示対応にする
  • 画像のaltタグを設定する
  • スマホでもタップしやすいCTAを設置する

例えば、表示が遅いとユーザーは見る前に離脱してしまうため、WebPやlazyloadを適切に活用し、ファーストビューの表示速度を上げることが大切です。
画像が何を表しているのかをテキストで伝えるaltタグを適切に設定し、アクセシビリティも確保しましょう。

また、スマホの画面最下部に、親指でタップしやすい追従型のCTAを設置すると、ユーザーはいつでも問い合わせや資料請求ができます。
このような基本を1つずつ丁寧に実践することで、見た目のデザイン以上に「成果につながるファーストビュー」を実現できるようになります。

まとめ:ファーストビューは投資対効果を最大化する最高のツール

ホームページのファーストビューは、単なるホームページの入り口ではありません。
ユーザーの心を掴み、信頼を築き、ビジネスの成果を最大化するための最も重要な戦略ツールです。

ファーストビューのデザインでは、ユーザーの課題解決とベネフィットを明確に伝えつつ、一瞬で心を掴む「キラーコピー」を作り出す必要があります。
また、ユーザー体験を向上させるための「凡事」を徹底することで、あなたのホームページは「ただ存在するだけのページ」から、「24時間働く優秀な営業マン」へと進化します。

「もっと早く知っていれば」というお客様の声をなくしたい想いで、私たちは常にデータに基づいた効果的なWeb施策を追求しているところです。
「今のホームページでは成果が出ない」「これからホームページを制作したいが、何から手をつけていいか分からない」という方は、ホームページ制作ページをご覧のうえ、お気軽にお問い合わせください。

また、私たちが作成した無料資料である「勝てるホームページの型」では、今回の記事で紹介したノウハウをより実践的なガイドラインとして体系的にまとめています。
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book この記事の監修者

澤田将司

株式会社ベイス 代表取締役社長

マレーシア、クアラルンプールで起業。
オンラインゲームプラットフォームや3大通信キャリアの公式コンテンツプロバイダーなどの事業を経て、2015年に実家の家業を引き継ぐ形で帰国。
現在は三重県四日市市で受託型のウェブマーケティング会社、株式会社ベイスを経営。

得意分野はコンバージョン率(お問い合わせ率)の高い企業のホームページ運用。
豊富な経験で培った徹底したデータ駆動のマーケティング戦略で、これまでに数多くの企業のウェブ戦略立案から実行までを手がける。

LINE社認定のパートナーでもあり、これまで運用した企業アカウント数は500を超える。

代表挨拶ページはこちら

 

澤田将司|ベイス代表取締役 澤田|ベイス社長@行きたくなるオフィス研究中 中小企業マーケティングラボ

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