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「勝てる型」だけでは不十分!成果とブランド価値を両立するブランディングHPの設計思想

create 2025.12.05  cached 2025.11.25

「勝てる型」だけでは不十分!成果とブランド価値を両立するブランディングHPの設計思想

Web広告SEOなどで連れてきた顧客は、最終的にホームページで「答え合わせ」をします。
今の時代、ホームページの役割は「興味を確信に変える場」へとシフトしており、単なる集客装置としては機能不全に陥っているのです。

特に中小企業にとって、ホームページは重要な自社の資産です。
新卒1人を雇う年間コスト(約400万円)で、24時間365日、見込み顧客を連れてくる「優秀な営業マン」かつ「企業の顔」となります。
この資産の価値を最大化するのが、戦略的な「ブランディングホームページ」なのです。

この記事では、ブランディングホームページを考える際に押さえておきたい哲学や設計思想を解説します。
反響率の高いホームページを多数生み出してきた私たちのブランディング事例もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ベイス流「ブランディング」の定義:最終目標は「第一想起」

私たちにとってブランディングとは、ふわっとしたあいまいなイメージ戦略ではありません。
「第一想起」に入るという、極めて明確で計測可能な最終目標があります。
顧客が何らかの課題に直面したとき、数ある選択肢の中から真っ先に「〇〇社」と貴社の名前が挙がる状態を築く、これがブランディングの最終的な勝利です。

実は、ブランディングが成功しているかどうかは、Web上で簡単に計測できます。
企業名やサービス名を直接検索して流入してくる「指名検索」のユーザーがどれだけいるかが、貴社のブランディング施策に対する明確な答えとなります。
セッション数やCVR(コンバージョン率)だけではなく、この「指名検索数」にコミットすることこそ、私たちが追求するブランディングの成果指標なのです。

集合論で読み解く、貴社の「現在地」とHPの打ち手

ブランディングホームページを設計するにあたり、まず理解する必要があるのは「顧客の頭の中にある集合」です。

顧客が購買を検討するプロセスにおいて、貴社がどの集合に位置しているかによって、ホームページでとるべき戦略と打ち手は根本的に変わります。
この集合論こそが、無駄なマーケティング投資を避け、成果に直結するブランディングの起点となります。
実際に貴社の「現在地」はどこにあるのか、下図をチェックしてみてください。

▼顧客の頭の中にある集合図

上記のうち、ホームページが最も効果を発揮するのは「想起集合」「保留集合」です。
この層は他社と比較し、「貴社に決めて本当に大丈夫か?」という疑問を解消するためにホームページを訪問しています。
ここで、ホームページはユーザーの興味を確信に変える役割を果たす必要があります。

ブランディングとは「切り捨てること」の哲学

ブランディングホームページで重要なのは、拒否集合や広すぎる保留集合を深追いしないことです。
ブランディングとは、「切り捨てること」と同義でもあるためです。

多くの企業は「誰でもウェルカム」のなんでも屋アカウントになろうとし、結果的に誰にも選ばれない「特徴のない会社」に成り下がります。
拒否集合の顧客を追おうとすると、必然的に大手企業が支配しているレッドオーシャンでの競争に巻き込まれます。
大手が持っている莫大なリソースや予算と真正面から競合することになり、あなたのブランドは一瞬で崩れ去るでしょう。

貴社のホームページを差別化できる唯一の方法は、以下を明確にしたうえで、あえて特定の層を切り捨てる勇気を持つことです。

  • 誰に教えたくなるサービスなのか
  • 誰のためにこの事業を尖らせるのか

「切り捨ての哲学」があって初めて、デザインのテイストやコンテンツの切り口が自然と生まれてきます。

ブランディングを体現する「設計思想」と「型」

ブランディングでは、企業の「譲れない哲学」を明確にすることが大切です。
しかし、ホームページという機能的なツール上でブランディングを具現化するには、成果に直結する論理的な「型」が必要になります。
ここでは、ブランディングを体現する「設計思想」と「型」について、事例も交えながら解説します。

  1. 「背骨」を意識したホームページ設計の鉄則
  2. 【実例】「良い統一感&良い切り捨て」のブランディング事例

なお、私たちは貴社のブランドを「第一想起」に押し上げ、投資対効果を最大化するWeb施策を提供しております。
ブランド価値を最大化するホームページを構築したい方は制作サポートページ、構築後も持続的な成果を追求したい方は運用サポートページをぜひ一度ご覧ください。

「背骨」を意識したホームページ設計の鉄則

私たちがホームページを設計する際、常に意識するのは「魚の骨」のような明確な構造です。
背骨となる情報設計(ワイヤーフレーム)が不完全であれば、肉付けとしてどれだけ美しいデザインを施しても血流は止まり、反響も生まれません。

下図は、ホームページが成果を生み出すために欠かせない、情報の流れ(導線)の鉄則を示しています。
貴社のホームページでは、どこでユーザーの関心を失っているでしょうか。

▼「背骨」を意識したホームページ設計の鉄則

私たちが重視するのは、「ランディングページ(または入り口ページ)からターゲットページへの誘導率」と、その先にある「ターゲットページのCVR(コンバージョン率)」です。
デザインの勝負は華美なUIではなく、UX(ユーザー体験)を極めた情報設計の段階ですでに決まっているといえます。
ホームページにおけるUI/UXの重要性や設計ポイントについて知りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。

【関連記事】【事例付き】UI/UXとは?コンバージョンを最大化する設計時のポイントも解説(スマホ最適化編)

【実例】「良い統一感&良い切り捨て」のブランディング事例

スキー場の成功例から「良い統一感&良い切り捨て」の哲学を見てみましょう。

このスキー場は、ファミリー層や非スキーヤーなど、従来のコアターゲットではない層にもアクセスしつつ、「本質的なかっこよさ」というブランドを維持しています。
彼らの成功要因は、ユーザー層ごとに提供する情報を切り分けて統一した点にあります。

情報設計のポイント

「親子連れ」のアクセス層

「安全・安心」という統一感ある情報を提供する

非スキーヤー

「雪山の非日常体験」という切り口で訴求する

コアな競技者層

超マニアックな情報は、あえて別のチャンネルに誘導するか、最小限に留める

ブランディングを成功させる鍵は、特定の層をあえて切り捨てる勇気と、企業哲学に基づいて統一した情報設計にあるのです。
情報設計と関係性が深いコンテンツデザインの重要性やコツについて知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

【関連記事】コンテンツデザインとは?成果を最大化する「表現設計」の全貌と成功事例

「譲れない価値観」をHPで体現せよ~「社長頼み」を卒業し、会社に「人格」を与える~

大抵の中小企業で影響力が大きいのは、会社そのものより「社長の熱量」です。
しかし、社長個人の情熱を会社の文化としてホームページに落とし込み、会社に「人格」を与えることで、社長がもつ個の影響力を超えたブランドを築けるようになります。

私たちが考える「ブランディングホームページ」とは、成果につながる論理的な「型」を土台に、貴社の「尖らせる哲学」というブランドを乗せることです。

まず、「このホームページは何を目的に作るのか?」(Be:どう在るべきか)を明確にしてください。
情報提供の場なのか、メディアなのかといった目的を決めないことには、すべての判断軸がぶれて予算や工数が無駄になります。
目的と哲学を具現化した「型」こそ、高い反響率とブランド価値を両立する唯一の道なのです。

まとめ:貴社のブランディングを加速させる「勝てる型」の第一歩

正直なところ、最初は深い哲学まで理解せず、私たちの「型」を真似するだけでも反響率の高いホームページは作れます。
私たちがWeb人生2周目で習得した、成果に直結する設計思想「勝てるホームページの型」をぜひご覧ください。
単なる理想論ではなく、再現性ある「型」に落とし込んでいるからこそ、貴社のビジネスを加速させられます。

なお、私たちは上記の設計思想に基づき、貴社の「譲れない価値観」を体現するホームページ制作運用を徹底的にサポートします。
貴社のブランドを「第一想起」に押し上げ、投資対効果を最大化するWeb施策を提供することが私たちのコミットメントです。
そのために私たちは納品で終わらず、「型」と「哲学」に基づいた戦略の実行にこだわります。

ブランド価値を最大化するHPを構築したい方はホームページ制作サポートを、構築後の「血流」を止めず持続的な成果を追求したい方はホームページ運用サポートがおすすめです。
私たちは「すべてのお客様に、投資対効果を最大化するWeb施策を提供したい」と考えています。
貴社がもつ真のブランド力を、Webという戦場で最大限に引き出すパートナーとして、私たちへぜひ一度ご相談ください。

勝てるホームページの型
成果を出すサイト設計プロセスを凝縮した珠玉の1冊
コーポレートサイト設計ガイド 表紙

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【関連記事】ホームページの運営業務と代行費用一覧|弊社支援の成功事例も紹介
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book この記事の監修者

澤田将司

株式会社ベイス 代表取締役社長

マレーシア、クアラルンプールで起業。
オンラインゲームプラットフォームや3大通信キャリアの公式コンテンツプロバイダーなどの事業を経て、2015年に実家の家業を引き継ぐ形で帰国。
現在は三重県四日市市で受託型のウェブマーケティング会社、株式会社ベイスを経営。

得意分野はコンバージョン率(お問い合わせ率)の高い企業のホームページ運用。
豊富な経験で培った徹底したデータ駆動のマーケティング戦略で、これまでに数多くの企業のウェブ戦略立案から実行までを手がける。

LINE社認定のパートナーでもあり、これまで運用した企業アカウント数は500を超える。

代表挨拶ページはこちら

 

澤田将司|ベイス代表取締役 澤田|ベイス社長@行きたくなるオフィス研究中 中小企業マーケティングラボ

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