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台湾で利用率が高い人気のSNSアプリ5選!弊社が支援した運用事例も紹介

2025.07.03

台湾で利用率が高い人気のSNSアプリ5選!弊社が支援した運用事例も紹介

台湾はSNSの利用率が高く、多くの人が情報収集の手段として活用しています。
訪日者数の多さから見ても、台湾は日本のインバウンド市場において重要な位置づけです。
そのため、日本企業が台湾向けにSNS運用を始める意義は大きいといえるでしょう。

この記事では、台湾のSNS事情とあわせて、日本企業が運用を始めるべき理由を解説します。
弊社が支援したSNS運用の成功事例も紹介するので、台湾向けのインバウンド集客に力を入れたい方は、ぜひ参考にしてください。

【普及率95%】台湾のSNS事情

台湾ではSNSの利用率が高く、日本企業にとって重要なマーケティングチャネルの1つです。
2024年に実施された調査によると、台湾における16〜64歳のスマートフォン所有率は95%に達しており、SNSの閲覧時間も1日あたり約2時間と長い傾向にあります。

スマートフォンのほか、パソコンやタブレットの所有率も高く、台湾では幅広い世代が日常的にSNSを利用しています。
台湾向けのインバウンド集客を成功させるためには、現地のSNS事情を考慮して戦略を立てることが大切です。

引用元:DATAREPORTAL|デジタル2025:台湾

日本企業が台湾向けのSNS運用を始めるべき理由

日本企業が台湾向けのSNS運用を始めるべき理由として、インバウンド需要の高さが挙げられます。
2024年における台湾からの訪日者数は600万人を超え、中国と韓国に次いで3番目に大きい市場です。
また、総消費額は1兆円以上と中国に次いで2番目の規模を誇ります。

多くの台湾人が訪日前にSNSでグルメや文化体験などの観光情報をチェックしており、旅行先の選定に影響するケースも少なくありません。
台湾向けに戦略的なSNS運用を行うことで、訪日への関心を高め、インバウンド需要を取り込む効果が期待できます。

引用元:

台湾で利用率が高い人気のSNSアプリ

台湾で利用率が高い人気のSNSは、主に下表のアプリです。

名称

利用率

1か月あたりの平均利用時間

Facebook

84.6%

15時間37分

Instagram

68.3%

10時間31分

X(旧Twitter)

28.8%

1時間52分

YouTube

83.3%

21時間11分

近年、利用率が高まっている中国のソーシャルメディアプラットフォーム「小紅書(RED)」も含め、台湾で人気のSNSアプリ5つを詳しく見ていきましょう。
なお、訪日外国人の情報源について詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください。

【関連記事】【主要国別】訪日外国人の情報源一覧|今から対策をはじめるならSNS一択!

引用元:DATAREPORTAL|デジタル2025:台湾

台湾で人気のSNS①:Facebook

名称

Facebook

利用率

84.6%

利用が多い年代

30〜40代を中心とする幅広い世代

性別分布

  • 女性:49.7%
  • 男性:50.3%

1か月あたりの平均利用時間

15時間37分

Facebookは、台湾で最も幅広い世代に利用されているSNSです。
コンテンツの共有やコミュニティ参加といった個人利用のほか、企業によるSNSマーケティングにも活用されています。
オンラインショッピングやライブストリーミングなどの新機能も追加され、Facebookを通じてユーザーとダイレクトにやり取りできる点が特徴です。

また、Facebookと連動したサービスである「Messenger」もユーザー数が多い傾向にあります。
FacebookとMessengerは今もなおユーザー数が増え続けており、SNSマーケティングの重要な位置づけであるといえるでしょう。

台湾で人気のSNS②:Instagram

名称

Instagram

利用率

68.3%

利用が多い年代

10〜20代が中心

性別分布

  • 女性:53.7%
  • 男性:46.3%

1か月あたりの平均利用時間

10時間31分

Instagramも、台湾で人気のSNSアプリの1つです。
写真やショート動画といった視覚的なコンテンツに適しており、グルメや観光地などを紹介する投稿と相性が良い点が特徴です。

また、Meta社が提供するテキストベースのプラットフォーム「Threads」も、台湾の若者を中心に人気が高まっています。
2024年の台湾大統領選挙をきっかけに、政治への関心が高い層にも利用が広がりました。
InstagramとThreadsを併用することで、若年層へ効率的にリーチしやすくなるでしょう。

台湾で人気のSNS③:X(旧Twitter)

名称

X(旧Twitter)

利用率

28.8%

利用が多い年代

20〜30代が中心

性別分布

  • 女性:29.4%
  • 男性:70.6%

1か月あたりの平均利用時間

1時間52分

台湾におけるX(旧Twitter)の利用率は、他国と比べて低い傾向にあります。

X(旧Twitter)の利用率が低い要因として、サービス展開時に繁体字に対応しておらず、使用感が似ているSNSも存在しなかったことなどが考えられます。
ただし、2024年から2025年にかけて利用率が増加傾向にあるため、リアルタイムの情報を発信する手段としてX(旧Twitter)を活用できるケースもあるでしょう。

また、X(旧Twitter)と同様の機能を持つ「Plunk」は、近年台湾で注目されているSNSアプリです。
利用率はX(旧Twitter)よりも低いものの、イラストレーターや二次創作者などが利用しており、特定のコミュニティ向けに高い拡散力が期待できます。

台湾で人気のSNS④:YouTube

名称

YouTube

利用率

83.3%

利用が多い年代

幅広い世代

性別分布

  • 女性:50.2%
  • 男性:49.8%

1か月あたりの平均利用時間

21時間11分

YouTubeは、台湾で最も人気がある動画配信のプラットフォームです。
1か月あたりの平均利用時間は約21時間と最も長く、年代や性別を問わず多くの人に親しまれています。
台湾では、動画配信用のコンテンツに限らず、多くの人がYouTubeでドラマやニュース、バラエティ番組などを視聴しています。

また、ライブ配信を通じたリアルタイムの交流も盛んに行われており、動画を起点としたプロモーション施策としてYouTubeは効果的なプラットフォームだといえるでしょう。

台湾で人気のSNS⑤:小紅書(RED)

名称

小紅書(RED)

利用が多い年代

10〜20代が中心

性別分布

女性ユーザーが中心

中国のソーシャルメディアプラットフォームであるREDは、美容やファッション関連の情報共有を中心としたアプリです。
近年は台湾の若者を中心に、REDの利用が増加しています。
写真や動画投稿がメインであることから、「中国版Instagram」とも呼ばれています。

台湾を含む中華圏の若い女性ユーザーにリーチしたい場合は、REDの運用も視野に入れると良いでしょう。
REDの活用アイデアについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

【関連記事】小紅書(RED/レッド)とはどんなアプリ?日本企業における活用アイデアも解説

弊社が支援した台湾向けSNS運用の事例

台湾の海外旅行者の多くは、訪日旅行経験者という市場特性があります。
そのため、弊社ではまだ知られていない地方の魅力を伝えるためのプロモーション戦略として、台湾向けSNS運用を支援しています。
以下の2つは、弊社が支援した台湾向けSNS運用の代表的な事例です。

  1. KOLを起用したSNS投稿
  2. 多言語に対応したFacebook投稿

それぞれ詳しく見ていきましょう。

運用事例①:KOLを起用した投稿制作

KOL(Key Opinion Leader)を起用した投稿制作の事例を紹介します。
KOLとは、特定の分野に関する知識を活かして専門的なコンテンツを発信している影響力が高い人のことです。

KOLを起用した投稿は、情報の信頼性が高まりやすく、口コミとしても観光魅力を伝えられるメリットがあります。
こちらは弊社のお客様である旅館において実際にKOLを起用し、SNS用の投稿制作をした事例です。

▼KOLを起用した旅館のFacebook・Instagramの投稿

KOLによるコンテンツ投稿により、旅館が発信する情報と比べてユーザー目線に寄り添ったアプローチが可能になります。
インバウンド集客でおすすめのSNSや運用のポイントについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

【関連記事】インバウンド集客ではどのSNSを使うべき?運用成功のポイントも解説

運用事例②:多言語に対応したFacebook投稿

大型レジャー施設のFacebook運用において、多言語対応をサポートした事例です。
台湾を含む中華圏の家族層をターゲットに、繁体字・英字でFacebook投稿をしています。

▼Facebookページの例(繁体字版)

リーチ数を増やすための施策として、ハッシュタグは「#家族旅行」「#遊樂園」のように現地で検索されやすい繁体字を使用しているのがポイントです。
また、施設の魅力が分かりやすく伝わるよう、アクティビティの楽しさやアクセスのしやすさを意識した投稿内容で構成しています。

Facebook繁体字:https://www.facebook.com/suzuka.circuit.tw
Facebook英字:https://www.facebook.com/suzuka.circuit.en/?locale=ja_JP

まとめ:台湾のSNSは利用率が非常に高い

台湾のSNS事情として、スマートフォンの普及率だけではなく、SNSの利用率が高い点が特徴です。
そのため、インバウンド需要の取り込みを期待する日本企業にとって、SNS運用は大きなビジネスチャンスになります。

弊社では中国で人気の高いREDや、Instagram、XのSNS運用をサポートしています。
台湾市場向けのインバウンド集客を成功させたい方は、RED運用サポートページInstagram運用ページをご確認のうえ、お気軽にお問い合わせください。

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【関連記事】6-8「小紅書 台湾」
【関連記事】【3ステップ】小紅書(RED/レッド)の企業アカウント作成ガイド!注意点も解説
【関連記事】中国SNSのKOL・KOCとは?日本企業が取るべき施策や活用時の効果も

book この記事の監修者

澤田 将司

株式会社ベイス 代表取締役社長

マレーシア、クアラルンプールで起業。
東南アジア向けオンラインゲームプラットフォームを立ち上げ、100万人超のユーザを獲得。

中国で開発されたブラウザーゲームをマレーシアにて、欧米向けや東南アジア向けにローカライズ&カルチャライズし、日系最大のゲームパブリッシャーとなる。

2015年に帰国。三重県四日市市にて実家の事業を引き継ぎ、第2創業として株式会社ベイスをWebマーケティング会社へと変革させた。

常時500社以上のWebマーケティングに関わる中で、豊富な海外経験を基に企業の訪日外国人の集客需要に応える形で、さまざまなインバウンド向けマーケティングを立案・実行支援を行っている。

近年ニーズが高い中国・台湾・香港からのインバウンド集客を得意とする。

 

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代表取締役 澤田将司

 

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