ブログ

  • ホーム
  • ブログ
  • SEO対策
  • 住宅業界のトレンド分析!Googleキーワードプランナーで予想する今後伸びるジャンル

Scroll Down

SEO対策

住宅業界のトレンド分析!Googleキーワードプランナーで予想する今後伸びるジャンル

2023.09.18

住宅業界のトレンド分析!Googleキーワードプランナーで予想する今後伸びるジャンル

Googleキーワードプランナーは、トレンドになっている言葉を見つけられる便利なツールです。実は住宅業界のトレンド分析で活用すると、普段とはまた違った切り口でユーザー理解を深められます。

この記事では住宅業界のトレンド分析について、Googleキーワードプランナーを活用した例を解説します。トレンドの背景や今後伸びるジャンルも、あわせて紹介しています。販売実績といった通常の切り口とはまた違った分析内容に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

住宅業界のトレンド①:平屋

平屋

「平屋」は、現在の住宅業界におけるトレンドとしてまず挙げられるジャンルの1つです。ここからは、過去3年間のトレンドやその背景、そして今後伸びそうなキーワードを見ていきましょう。

過去3年間のトレンド

2021年〜2023年の月間平均検索ボリューム(※)は、下表の通りです。

※GoogleやYahoo!といった検索エンジンで検索された回数

 

月間平均検索ボリューム

キーワード名

1位

33,100

平屋

2位

27,100

平屋 間取り

3位

8,100

平屋 おしゃれ

平屋 新築

4位

5,400

平屋 ローコスト

5位

4,400

平屋 外観

6位

2,900

平屋 の 家

平屋 価格

平屋 賃貸

平屋 間取り 30 坪

平屋 間取り 4ldk

7位

2,400

平屋 一人暮らし 女性

平屋 間取り 3ldk

8位

1,900

平屋 かわいい

平屋 中古

9位

1,600

平屋 の 間取り

平屋 一戸建て

平屋 住宅

平屋 間取り 成功 例

10位

1,300

平屋 3ldk

平屋 4ldk

平屋 とは

平屋 ロフト

1位の「平屋」というワード単体では、検索ボリュームが横ばいで推移しています。しかし、前年比で+100%以上の検索キーワードTOP10を見てみると、すべてに「一人暮らし」というワードが入っていました。

また、Googleトレンドによる地方別のインタレストTOP10は、以下の結果となっています。

  1. 鹿児島県
  2. 熊本県
  3. 茨城県
  4. 群馬県
  5. 山口県
  6. 栃木県
  7. 宮崎県
  8. 佐賀県
  9. 長崎県
  10. 大分県

上記より、大都市福岡県以外の九州地方と北関東の3県に人気が集中しているのが分かります。平屋の特性上、面積がある程度取れる地方に多く、特に大都市へアクセスしやすい地域に人気が集まっているといえるでしょう。

トレンドの背景

平屋がトレンドになっている背景には、世界的な社会情勢や経済状況の変化があります。

  • 少子高齢化
  • コロナショック
  • ウクライナ情勢

上記により物価高など、日常生活にも大きな影響を与えました。このような中で「平屋」の需要が増加しているのは、次のような特徴があるためです。

  • ワンフロアで住めるコンパクトさ
  • リモートワークの普及による脱都会指向
  • 建築費用やランニングコストが安価

近年における生活環境の大きな変化が、平屋人気を押し上げたといえるでしょう。

今後伸びるキーワード

平屋に関連する単語で、今後伸びてきそうなキーワードとして考えられるのは以下のようなものです。

  • 平屋×シニア×一人暮らし
  • 平屋×女性×一人暮らし
  • 平屋×間取り×一人暮らし

一人暮らしは、学生や新卒の社会人など若者だけに限った話ではありません。少子高齢化社会が加速し、結婚率が低下していく中で、シニア世代や女性なども平屋を求める傾向が高くなるでしょう。

住宅業界のトレンド②:ガレージハウス

ガレージハウス

次に見ていく住宅業界のトレンドは「ガレージハウス」です。過去3年間のトレンドやその背景、そして今後伸びそうなキーワードを見ていきましょう。

過去3年間のトレンド

2021年〜2023年の月間平均検索ボリュームは、下表の通りです。

 

月間平均検索ボリューム

キーワード名

1位

40,500

ガレージハウス

2位

9,900

ガレージハウス 賃貸

3位

2,400

ガレージハウス 平屋

4位

1,600

ガレージハウス 500 万

ガレージハウス 一人暮らし

ガレージハウス 大阪

5位

1,300

ガレージハウス アメリカン

ガレージハウス キット

ガレージハウス 中古

ガレージハウス 賃貸 東京

ガレージハウス 間取り

6位

1,000

ガレージハウス 賃貸 埼玉

ガレージハウス 賃貸 安い

ガレージハウス 賃貸 神奈川

7位

880

ガレージハウス 価格

ガレージハウス 平屋 一人暮らし

8位

590

ガレージハウス 一戸建て

ガレージハウス 神奈川

ガレージハウス 賃貸 千葉

ガレージハウス 賃貸 大阪

9位

480

ガレージハウス 1000 万 円 以下

10位

390

ガレージハウス 800 万

ガレージハウス 埼玉

ガレージハウス 福岡

ガレージハウス 賃貸 愛知

「ガレージハウス」一語では「平屋」と同様に、検索ボリュームは横ばいの推移となっています。

しかし、前年比+100%以上の検索TOP10キーワード(地域名を除く)を見てみると、「一人暮らし」というキーワードが複数ランクインしています。こちらも平屋と同様に、ガレージハウスにおいても「一人暮らし」というキーワードが強いようです。

また、Googleトレンドによる地方別のインタレストのTOP10は、以下の結果となっています。

  1. 愛知県
  2. 埼玉県
  3. 栃木県
  4. 静岡県
  5. 神奈川県
  6. 千葉県
  7. 岐阜県
  8. 三重県
  9. 群馬県
  10. 茨城県

こちらは、中部地方と北関東を含めた関東地方に集中しています。関東地方はロードサイドが発展しており、車を持つことが快適な生活環境に直結しているところです。そのため、家に車を停められるガレージハウスに人気が集中していると推測されます。

トレンドの背景

車の保有台数が年々増加しているとはいえ、都市部では駐車場の確保が課題となります。そのような中で、ガレージハウスは狭い敷地内でもガレージと住居部分を共有できる点が、ユーザーにとって大きなメリットとなっています。

また、ガレージハウスはシャッターなどによるクローズドタイプによって防犯性が高く、家族や愛車を強固に守れる点も人気の1つでしょう。

今後伸びるキーワード

今後は平屋と同様に、ガレージハウスも「一人暮らし」というキーワードが伸びてくると推測されます。

  • ガレージハウス×一人暮らし×間取り
  • ガレージハウス×一人暮らし×価格
  • ガレージハウス×一人暮らし×賃貸

賃貸や価格といった、利用を本格的に検討する際に必要な情報を提供できると、見込み顧客の獲得や成約につながりやすいでしょう。

なお、弊社ではWebサイト運用をサポートする事業も展開しております。伸びるキーワードの分析や自社サイトを経由したユーザーの獲得を増やしたい方は、ぜひご相談ください。

住宅業界のトレンド③:二世帯住宅

二世帯住宅

住宅業界のトレンドとして、長年存在するキーワードが「二世帯住宅」です。過去3年間のトレンドやその背景、そして今後伸びそうなキーワードを見ていきましょう。

過去3年間のトレンド

2021年〜2023年の月間平均検索ボリュームは、下表の通りです。

 

月間平均検索ボリューム

キーワード名

1位

18,100

二世帯住宅

2位

9,900

二世帯住宅 間取り

3位

4,400

二世帯住宅 完全分離

4位

2,900

二世帯住宅 中古

5位

2,400

二世帯住宅 デメリットだらけ

6位

1,300

二世帯住宅 とは

二 世帯住宅 完全分離 後悔

7位

1,000

二世帯住宅 完全分離 間取り

8位

880

二世帯住宅 ブログ

二世帯住宅 母 一人 間取り

二世帯住宅 賃貸

二世帯住宅 間取り 30坪 完全分離

二世帯住宅 間取り 完全分離

9位

720

二世帯住宅 完全分離 費用

二世帯住宅 完全分離 間取り集

10位

590

二世帯住宅 リフォーム

二世帯住宅 費用

1位の「二世帯 住宅」は月間平均検索ボリュームが18,100と、これまでのトレンドと比べると数値は小さめです。また、検索ボリュームTOP10も前年比で減少傾向にあり、住宅業界のトレンドとして弱くなっているキーワードといえます。

なお、Googleトレンドによる地方別のインタレストのTOP10は、以下の結果となっています。

  1. 沖縄県
  2. 北海道
  3. 山形県
  4. 福島県
  5. 愛媛県
  6. 静岡県
  7. 新潟県
  8. 長野県
  9. 東京都
  10. 埼玉県

1位から8位までの地域は大都市とは比較的距離があり、子供が大人になってもそのまま一緒に住む、あるいは里帰り後に同居するといったケースが少なくありません。

また、9位の東京都や10位の埼玉県など大都市が入っているのは、住居費が近年高額になってきているためと推測されます。二世帯で住むことによって、経済的負担を軽くする狙いが見られるといえるでしょう。

トレンドの背景

物価高によって住居費が生活費を圧迫する状況になり、結果として経済的メリットを目的とした二世帯住宅のニーズは少なからずあります。しかし、トレンドとして陰りを見せている理由は、二世帯住居や同居によるデメリットがあるためです。

  • 親の介護
  • リフォームの難しさ
  • 世帯間のプライバシー

シニア世代の親と若い夫婦がそれぞれの住居を近隣に構えることはあっても、二世帯住宅を求める声は少なくなってきていると推測されます。

今後伸びるキーワード

Googleキーワードプランナーの検索ボリュームTOP10のうち、二世帯住宅で増加傾向にあるのは以下のようなキーワードです。

  • 二世帯住宅 やめたほうがいい
  • 二世帯住宅 デメリット だらけ
  • 二世帯住宅 完全分離 後悔

目につくワードとして「デメリット」や「後悔」といったネガティブなものが多くあります。今後「二世帯住宅」というキーワードを扱う際はマイナスの印象を払拭する、あるいはデメリットを解決するような提案が必須となってくるでしょう。

住宅業界のトレンド④:2階建て

2階建て

住宅業界のトレンドとして挙げられやすいキーワードとして、「2階建て」も挙げられます。過去3年間のトレンドやその背景、そして今後伸びそうなキーワードを見ていきましょう。

過去3年間のトレンド

2021年〜2023年の月間平均検索ボリュームは、下表の通りです。

 

月間平均検索ボリューム

キーワード名

1位

1,600

2階建て

2位

1,000

2階建て バス

3位

880

2階建て 株

2階建て 高 さ

4位

720

2階建て 間取り

30坪 間取り 2階建て 南玄関

5位

480

2階建て 新幹線

6位

390

2階建て の 家

wifiルーター 2階建て おすすめ

7位

320

2階建て 間取り 30坪

プレハブ 2階建て おしゃれ

8位

260

2階建て アパート

2階建て ガレージ

2階建て マンション

2階建て 間取り 図

2階建て 電車

2階建て 高さ 平均

5ldk 間取り 2階建て 南玄関

グランドリーム 2 階建て

9位

210

2階建て カーポート

2階建て ベッド

プレハブ 2階建て ガレージ

プレハブ 事務所 2階 建て費用

10位

170

2階建て 外観

2階建て 英語

7ldk 間取り 2階建て

ハムスター ケージ 2階建て

プレハブ 倉庫 2階建て

ユニットハウス 2階建て 内階段

猫 トイレ 2階建て

二世帯住宅よりも、さらに検索ボリュームが低くなっています。戦後の高度経済成長期などで見られた「2階建て戸建て」という憧れが今は希薄になっていることや、晩婚化による単身世帯の増加などが影響していると推測されます。

また、Googleトレンドによる地方別のインタレストのTOP10は以下の通りです。

  1. 東京都
  2. これ以下なし

Googleトレンドで「2階建て」というキーワードがヒットするのは、東京のみです。大都市である東京は地方に比べると敷地面積が小さいため、高さを出して居住空間を広げようとした結果だといえるでしょう。

トレンドの背景

現在、住宅業界のトレンドとしては前述の平屋が強く、2階建てを求めるユーザーは減少傾向にあります。また、以下の声が寄せられているために2階建てはトレンドとして弱いと言わざるを得ません。

  • 現状、2階建てに住んでいるユーザーが大半を占めている
  • 老後を考えると階段のない平屋がいい
  • 2階建てだと部屋が多く掃除が大変になる

上記のような意見が反映された結果、現代社会においては以前に比べると2階建てを求める方は少なくなってきています。

今後伸びるキーワード

「2階建て」というキーワードを検索する方は、居住空間の広さが気になる方が多いと推測されます。そのため、具体的な間取りや建物の高さなどサイズ感を意識した関連キーワードが、引き続き検索される可能性が高いでしょう。

  • 2階建て 間取り
  • 2階建て 間取り 〇坪
  • 2階建て 外観 デザイン

間取りに注目するユーザーは非常に多いため、YouTubeといった動画コンテンツを活用して視覚的な訴求を強めることをおすすめします。

なお、弊社では動画をはじめとしたコンテンツの戦略サポートも展開しています。さまざまなコンテンツを通して、確度の高い見込み顧客を獲得したい方は、ぜひご相談ください。

【関連記事】工務店のYouTube活用方法5選!メリット・デメリットや事例も解説

まとめ:住宅業界の集客ではトレンドの把握も大切

近年、世界的な社会情勢・経済状況の変化が身近な日常にも影響を与え、結果として住宅業界のトレンドも大きく左右されています。

このような住宅業界で集客するためには、刻々と変化するユーザーのニーズを理解することが大切です。その1つの手段として今回紹介したGoogleキーワードプランナーを使い、新たな気づきを得ながら動向の変化を追っていきましょう。

弊社の集客ノウハウを知って自社に活かしたい方は、各手法の解説資料をぜひ一度ご覧ください。

book この記事の監修者

澤田将司

株式会社ベイス 代表取締役社長

マレーシア、クアラルンプールで起業。
オンラインゲームプラットフォームや3大通信キャリアの公式コンテンツプロバイダーなどの事業を経て、2015年に実家の家業を引き継ぐ形で帰国。
現在は三重県四日市市で受託型のウェブマーケティング会社、株式会社ベイスを経営。

得意分野はコンバージョン率(お問い合わせ率)の高い企業のホームページ運用。
豊富な経験で培った徹底したデータ駆動のマーケティング戦略で、これまでに数多くの企業のウェブ戦略立案から実行までを手がける。

LINE社認定のパートナーでもあり、これまで運用した企業アカウント数は500を超える。

 

●SNS

Twitter         Threads        YouTube

さぁ、ご一緒に
はじめましょう。

具体的なご依頼だけでなく、売り方や集客に関することなど現状の課題についても気軽にご相談ください。