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中国では政府がインターネット規制を進めており、利用できるSNSが限られています。
そのため、中国のデジタル上で商品やサービスをアピールするためには、乗り越えなければならない壁が多く存在します。
しかし、中国国内で人気のSNSならば、日本からでも少ない負担で始めることが可能です。
現在中国のSNS市場は大きく成長しており、参入する日本企業も増えています。
この記事では、中国で人気のSNSアプリの特徴やSNSを活用するメリットを解説します。
成功させるポイントや弊社における最新の取り組み事例もあわせて紹介するため、中国SNSで集客したい方はぜひ参考にしてください。
目次
中国では、世界中で使用されているInstagramやYoutubeをはじめとした各種SNSアプリが利用できません。
利用不可の理由は、中国政府によるインターネット規制「グレート・ファイヤーウォール」があるためです。
そのような背景から、中国では独自のSNSが誕生し、近年大きく発展しています。
特にユーザー数が多く人気の高いSNSは、下表の5つです。
SNSのイメージ |
月間アクティブユーザー数 |
|
中国版Instagram |
2.18億人 |
|
微信(WeChat) |
中国版LINE |
10.26億人 |
抖音(Douyin) |
中国版TikTok |
8.05億人 |
微博(weibo) |
中国版X(旧Twitter) |
4.87億人 |
哔哩哔哩(bilibili) |
中国版YouTube |
3.36億人 |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
月間アクティブユーザー数 |
2.18億人 |
性別分布 |
|
利用率が多い年代 |
10代~30代 |
※参照期間:2024年Q3平均MAU数
小紅書(RED/レッド)は、中国人女性を中心に人気を集めているSNSです。
写真や動画から情報を得やすいデザインから「中国版Instagram」と認識されています。
REDでは商品レビューや体験談などのリアルな口コミをチェックできるうえ、EC機能を使ってその場で購入することも可能です。
人気のある投稿テーマは、下記のように多種多様です。
若年層をはじめ、都市部で子育てするママ層にもユーザーが多く、トレンドに敏感な女性たちの必需品ともいえるアプリです。
現在中国では、欲しいものや気になる情報があるとき、検索エンジンのかわりにREDを利用してそのまま購入に至るユーザーも増えています。
なお、弊社では、中国市場での集客を効果的に行いたい企業様に向けたRED運用サポートを展開しております。
小紅書(RED)を利用して成果をアップさせたい方はぜひご相談ください。
月間アクティブユーザー数 |
10.26億人 |
性別分布 |
|
利用率が多い年代 |
20代~40代 |
※参照期間:2024年Q3平均MAU数
微信(WeChat)は、メッセージのやり取りを主体とした人気のSNSです。
中国版LINEとも称されており、日常の連絡をはじめライフスタイルに欠かせないツールとなっています。
また、WeChatの「ミニプログラム」では内部にあるアプリを利用することで、メッセージや通話に加え以下のような機能の使用が可能です。
また、LINEのように企業公式アカウントも作成できるため、キャンペーンや商品のアピールなどでも役立ちます。
月間アクティブユーザー数 |
8.05億人 |
性別分布 |
|
利用率が多い年代 |
10代~30代 |
※参照期間:2024年Q3平均MAU数
抖音(Douyin)はTikTokと運営母体が同一であり、ショート動画をメインとした人気のSNSです。
TikTokよりも先に開発され、中国の国民性や環境にフィットした機能性を備えています。
注目したいポイントは、パーソナライズ化された動画推薦のしくみです。
Douyinではユーザーの好みや傾向が自動で分析され、興味をひく動画が次々に表示されます。
人気の動画テーマは、以下の通りです。
年代や性別により、人気のあるテーマは多岐に渡っています。
また、いくつもの動画を続けて視聴し、滞在時間がつい長くなってしまう中毒性の高さが特徴です。
さらに、ライブコマース機能があり、インフルエンサーが紹介した商品をそのまま購入することも可能です。
リアルタイムのやりとりで、ユーザー側は不安や疑問を解消したうえで納得して購入できます。
ストア機能があり、商品の管理から販売までを一元で行えるため、商品を販売したい企業にとってもメリットのあるSNSです。
月間アクティブユーザー数 |
4.87億人 |
性別分布 |
|
利用率が多い年代 |
20代~30代 |
※参照期間:2024年Q3平均MAU数
微博(weibo)は、2,000字以内のテキストと画像投稿をメインとしたSNSです。
X(旧Twitter)に似ており、話題性の高いニュースやトレンドなどの情報収集にも適しています。
人気があるテーマは、以下の通りです。
話題性の高いトピックについての情報を得やすく、若年層からビジネス層までトレンドや情勢に敏感なユーザーたちから支持を集めています。
また、Xと同様に、リポスト機能やハッシュタグ機能で情報を拡散させやすい点が特徴的です。
タイムラインにはフォローしているアカウントの投稿のみが集約されるため、把握したい情報だけを日常的に収集することも可能です。
例えば、情報を把握しておきたい企業の情報があれば、企業アカウントをフォローしておくといった使い方が挙げられます。
企業としても、すでに興味・関心の高いユーザーへ効果的な情報を発信できるため、信頼関係の構築にも適しているといえるでしょう。
月間アクティブユーザー数 |
3.36億人 |
性別分布 |
|
利用率が多い年代 |
10代~30代 |
※参照期間:2024年Q3平均MAU数
哔哩哔哩(bilibili)は、中国版YouTubeと称される動画共有プラットフォームです。
サブカルチャーが好きな若年層を中心に人気がありますが、近年では利用者層の幅が広がっています。
人気の動画テーマは、以下の通りです。
bilibiliの主なユーザー層であるZ世代が社会人へとなるにつれ、アニメ・ゲーム以外の動画も視聴されやすくなっています。
そうした変化にともない、現在中国では数多くの企業がZ世代へアプローチする手段として、bilibiliでのプロモーションを展開しています。
日本企業が中国のSNSでマーケティングを行う主なメリットは、以下の3つです。
前述したインターネット規制により、中国では海外のホームページやSNSが使用できません。
ホームページへ誘導するのなら中国国内へサーバーを置く必要があり、費用も手間も大幅にかかってしまいます。
その点、中国のSNSならば手軽にスタートでき、素早いスピードでユーザーに情報を届けることが可能です。
また、SNSでは適切にコミュニケーションを重ねていくことで、ユーザーからの信頼性も得られます。
特に中国では、他人のレビューにより購入を決める人も多いため、戦略次第では爆発的に話題となり大きな成果へつながる可能性もあるでしょう。
さらに、訪日客は事前にSNSで調査する傾向があるため、インバウンド集客にもSNSの活用は効果的です。
中国人観光客のインバウンド需要について最新動向が知りたい方は、ぜひこちらの記事もあわせてチェックしましょう。
【関連記事】爆買いは終了?中国人観光客のインバウンド最新動向|おすすめの集客方法も
中国SNSの運用を成功させるポイントは、以下の3点です。
なお、弊社では、中国におけるマーケティングの知見をもつスタッフによるREDサポートに注力しております。
「中国SNSの知識をもつ人材が社内にいない」とお困りの方もお気軽にお問い合わせください。
中国では日本国内とは価値観やルールが異なるため、理解したうえで情報発信していく必要があります。
特に意識しておきたいことは、政府による検閲体制です。
政府の政策批判にとれるような内容は非常にセンシティブであり、場合によっては削除や検索で表示されないといった対処を受ける可能性が考えられます。
実際に、アメリカが中国製品へ追加関税を発表した際には、関連するキーワードでの検索ができない状態になりました。
中国SNS運用を成功させるためには、中国の社会情勢や経済動向を把握しましょう。
また、中国では「口コミ文化」が根付いており、商品を購入する前にはSNSで使用者の声を確かめる傾向があります。
発信するコンテンツの作成や戦略立案の際には、意識してみることをおすすめします。
中国SNSの運用を成功させるためには、中国語が堪能な担当者も欠かせません。
些細なニュアンスの違いが判断できないと意図していない意味合いで情報が認識されたり、炎上へとつながったりする可能性が出てきます。
また、SNSではコメントやダイレクトメッセージのやりとりが信頼性に直結します。
翻訳できるツールもありますが、齟齬なく読み取り適切に返答するためには、中国語が問題なく使用できる人材が必要不可欠です。
中国SNSの運用を成功させるためには、フォロワーが多く影響力の高いKOC・KOLを活用した戦略が効果的です。
KOCが一般の消費者視点でコンテンツを発信する一方、KOLは特定ジャンルの知識やスキルを活かした専門性の高いコンテンツを発信します。
分類 |
KOC |
KOL |
専門性 |
KOLほどはない |
特定分野において高い |
コンテンツ |
消費者視点ならではの親近感があるレビュー |
専門的視点のハイクオリティなコンテンツ |
フォロワー数 |
数万人~ |
数百万人~ |
ユーザーに与える影響 |
|
|
口コミ文化が根付いている中国では、KOC・KOLを起用したプロモーションが盛んです。
説得力のある解説や実際の使用感について影響力をもった存在から聞くことで、購買意欲がアップし購入・申し込みなどの行動につながる場合もあります。
KOC・KOLを活用した施策で得られる効果について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。
【関連記事】中国SNSのKOL・KOCとは?日本企業が取るべき施策や活用時の効果も
レジャー施設を運営する企業を支援する際、訪日中国人観光客へ向けて「ユーザー体験」を発信するためにKOLを活用した戦略を提案いたしました。
弊社では、データを活用した運用に加え、KOL施策に対して以下のサポートを実施しました。
特に、KOLの選定は拡散力やコンバージョンに直接的にかかわるため、弊社で適切なユーザーをピックアップしております。
▼KOLピックアップの例
また、中国人観光客の消費動向は、いわゆる爆買いとよばれる「モノ消費」から、体験型の「コト消費」へ変化しつつあります。
そのため、投稿内容には以下のような内容をはじめとして、日本旅行での「体験」に焦点を当てています。
KOLの臨場感がある投稿により、中国国内での認知拡大を図り、利用促進を目指しているところです。
中国ではグレート・ファイアウォールにより、インターネットが規制されていることを理解しておくことが大切です。
場合によっては、SNSでも規制がかかるケースも考えられるため、運用のハードルは高くなりがちです。
なお、弊社では、これまで培ったマーケティングノウハウを活かしたRED運用サポートを実施しております。
サポート内容について知りたい方向けに、「RED運用サポート資料」もご用意しております。
また、弊社では中国SNSのサポートにより一層注力していくために、RED運用担当者を募集中です。
中華圏のマーケティングで活躍したい方は、採用ページをぜひご覧ください。
【関連記事】小紅書(RED/レッド)とはどんなアプリ?日本企業における活用アイデアも解説
【関連記事】小紅書(RED/レッド)の運用成功は代行会社が鍵?依頼するメリットや選び方も
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