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【文例公開】サンクスページ・サンクスメールとは?顧客との関係を深める戦略的活用術

2025.09.16

【文例公開】サンクスページ・サンクスメールとは?顧客との関係を深める戦略的活用術

「サンクスページ」「サンクスメール」は、ホームページ上でお問い合わせや資料請求が完了した際、「ありがとうございました」と表示されるページやメールのことです。
単なるお礼に過ぎないと思われがちですが、実はこの瞬間こそ、顧客との関係を深めるための重要な「接客」の場となります。

弊社は、この瞬間を「匿名から実名に変わった、顧客とのファーストコンタクト」と位置付けています。
単なるお礼以上のホスピタリティを持って接することで、初めての出会いをプレミアムな体験に変え、以後の関係構築につなげられるのです。

この記事では、サンクスページ・サンクスメールの戦略的役割を紹介します。
具体的なメリットや弊社のサンクスメール文例まで、その活用術を徹底解説するので、ぜひ参考にしてください。

サンクスページ・サンクスメールとは?その戦略的役割

サンクスページやサンクスメールは、フォーム入力や商品購入といったユーザーの特定のアクションが完了した直後に表示・送信されるページやメールを指します。
この瞬間は、それまで「匿名」だった見込み顧客が、「実名」の顧客へと変わる重要な転換点です。

つまり、ここからが本当の「接客」の始まりです。
ここではサンクスページ・サンクスメールの基礎知識として、以下の2つを解説します。

  1. 定義
  2. 主な記載内容と戦略的ポイント

それぞれ詳しく見ていきましょう。

定義

サンクスページとは、ユーザーがコンバージョン(CV)完了後に遷移する「ありがとうございました」と表示されるWebページを指します。
また、サンクスメールは、CV完了後にユーザーへ自動送信されるお礼のメールです。

CV後のサンクスページやサンクスメールを工夫することで、ユーザーとの信頼関係を深め、リピートや追加アクションにつなげやすくなります。

主な記載内容と戦略的ポイント

サンクスページ・サンクスメールは下表のように、BtoC企業とBtoB企業とではそれぞれ役割が異なり、記載内容や戦略的ポイントも変わってきます。

【BtoC企業の場合】

必須情報

  • アクション完了の明示
  • 今後の流れ

戦略的追加情報

次の購買意欲を促す情報

  • 関連商品の紹介
  • クーポンの配布
  • キャンペーン情報

信頼感を高める情報

  • お客様の声
  • 企業の理念
  • SNSアカウントへの誘導

【BtoB企業の場合】

必須情報

  • アクション完了の明示
  • 今後の流れ
  • 担当者場右方

戦略的追加情報

次の購買意欲を促す情報

  • 企業ブログ記事の紹介
  • 導入事例の紹介
  • ホワイトペーパーのダウンロードリンク

信頼感を高める情報

  • セミナー・ウェビナー情報
  • 企業の強みや実績
  • 担当者の顔写真

それぞれ詳しく見ていきましょう。

BtoC企業の場合

BtoC企業ではサンクスページ・サンクスメールで顧客の熱量を維持し、次の購買行動につなげることが重要です。
特に、関連商品・クーポンの提供や、レビューの依頼などが効果的となっています。

BtoB企業の場合

BtoB企業では問い合わせから商談、そして契約に至るまでの期間において、顧客との関係を密にするための情報提供が鍵となります。
サンクスページ・サンクスメールでは企業の専門性・信頼性をアピールするコンテンツや、担当者の顔が見える情報などを掲載しましょう。

サンクスページ・サンクスメールを作成するメリット

サンクスページ・サンクスメールを作成する主なメリットは、以下の3つです。

  1. アクション完了の明示で安心感を与えられる
  2. コンバージョン(CV)数を正しく計測できる
  3. 顧客との最初の関係構築の場となる

なお、弊社ではサンクスページやサンクスメールを戦略的に活用し、顧客とのつながりを強めることで、ビジネスのさらなる成長をサポートしています。
サンクスページまで戦略的に設計して成果を上げたい方は、ホームページ制作ページをご覧のうえ、お気軽にご相談ください。

メリット①:アクション完了の明示で安心感を与えられる

サンクスページ・サンクスメールで最も基本的かつ重要なメリットは、「送信が完了しました」「担当者より〇営業日以内にご連絡いたします」と明確に伝えられる点です。

ユーザーはフォーム入力後、「ちゃんと送信できたかな?」「いつ連絡が来るんだろう?」といった不安を感じます。
そこできちんとアクション完了を明示できれば、ユーザーは安心感を覚え、その後のコミュニケーションも円滑に進めやすくなるでしょう。

なお、アクションへいたるまでにはサイト内の導線も大切です。
サイト導線の基礎知識や設計のポイントについて知りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。

【関連記事】【成功事例付き】サイト導線とは?重要な理由や設計時のポイントを解説

メリット②:コンバージョン(CV)数を正しく計測できる

サンクスページは、コンバージョンを正確に計測するための重要なページです。
Googleアナリティクス4(GA4)などのアクセス解析ツールに、サンクスページのURLを「コンバージョン」として設定すると、正確なCV数を計測できます。

弊社が定めた「勝てるホームページの型」でも、ユーザーがどのステップで離脱したのか把握できるよう、お問い合わせフォームの各ステップで固有のURLを設定することを挙げています。

“ベイス”
ベイス
編集部

ホームページの入力フォームではトラッキング(※)精度を高めるため、以下のような各ステップに固有のURLを持たせましょう。
※ユーザーの行動を追跡・計測すること

  1. フォーム
  2. 確認画面
  3. サンクスページ

これにより、GA4などでユーザーがどの段階で離脱したかを正確に把握できます。
データに基づいた分析が可能になることで、フォームの改善点が明確になり、コンバージョン率(CVR)の向上にもつながるのです。

CVRの改善方法や成功事例について知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

【関連記事】広告運用等で重要なCVRとは?計算式や平均値を紹介!弊社の改善方法も解説

メリット③:顧客との最初の関係構築の場となる

サンクスページ・サンクスメールは、顧客に対する「最初のおもてなし」です。
弊社では、「実名フェーズ」とも称しています。

長期的な関係構築の第一歩として、単なる事務的な連絡ではなく、顧客へのホスピタリティを伝える場として活用できれば、前述したサンクスページ・サンクスメールのメリットはさらに大きくなっていくでしょう。

サンクスページを設置する際の注意点

サンクスページを設置する際の主な注意点は、下表の3つです。

注意点

チェックポイント

デザイン

  • ホームページ全体とデザインテイストを統一する
  • ロゴやコーポレートカラーを適切に配置し、企業としてのブランドイメージを損なわないようにする

リダイレクト設定

フォーム送信後にサンクスページへ正しくリダイレクトされるよう設定する

ページの読み込み速度

高速表示を保ち、ユーザーの離脱を防ぐ

“ベイス”
ベイス
編集部

ホームページは、さまざまな知識レベルのユーザーが訪れるため、専門的な業界用語や曖昧な表現を避けることも重要です。
誰にでも理解できるよう、簡潔で分かりやすい言葉を使いましょう。

“ベイス”
ベイス
編集部

どうしても専門用語を使用する場合は注釈や補足を加えることで、ユーザーの理解を促し、離脱を防ぎます。
結果として、ホームページの信頼性と利便性の向上にもつながるでしょう。

なお、弊社ではホームページの制作・改修はもちろん、その後の運用まで一気通貫で支援しております。
サンクスページの改修だけではなく、ホームページ全体の課題を抽出・改善したい方は、ぜひ一度お問い合わせください。

サンクスページ・サンクスメールの作り方

サンクスページ・サンクスメールを戦略的に活用するための基本的な流れは、以下の通りです。

  1. 目的の明確化
  2. コンテンツの企画
  3. デザイン・文面の制作
  4. 設定とテスト
  5. 効果検証と改善

まずは、「次のアクションにつなげる」「信頼感を高める」など、サンクスページ・サンクスメールで何を達成したいかを明確にします。
次に、目的に合わせて掲載する情報(関連コンテンツや担当者情報など)を企画します。
デザインはホームページ全体と統一感を保ち、文面はユーザーへの感謝とホスピタリティを伝える内容にしましょう。

また、GA4でのコンバージョン設定やメールの自動送信設定を行い、実際にテスト送信して問題がないかを確認します。
その後はサンクスページのアクセス数や次の行動を分析し、より効果的なコンテンツへと改善を続けていくことが大切です。

【大公開】弊社のサンクスメール例とユーザーの心をつかむコツ

弊社では、お客様との最初の接点を非常に重要視しており、サンクスメールにもホスピタリティを込めています。
以下は、ホームページ制作サービスへお問い合わせいただいた際のサンクスメールです。

【サンクスメール文例(抜粋)】

〇〇様

このたびは、数ある類似サービスの中から
弊社サービスにご興味をお持ちいただき、誠にありがとうございます。
株式会社ベイス 代表の澤田です。

お問い合わせ内容を拝見させていただき
必ず1営業日以内に担当より追ってご連絡いたします。

今回のお問い合わせを通じて
〇〇様にとって少しでも価値あるご提案ができれば幸いです。

返信をお待ちいただく間に見ていただけるような
参考資料をお送りしますので、ご覧頂ければ幸いです。

▼ 1分でわかる!ベイスのWEBサイト運用サポートのサービス概要
https://www.base-net.co.jp/document/operation01/

▼ ベイス流ウェブ運用が詳しくわかる!虎の巻資料
https://www.base-net.co.jp/document/operation02/

--お問い合わせ内容-----------------

(入力内容)

---------------------------

会社名:株式会社ベイス BASE Co.,Ltd.
https://www.base-net.co.jp/
〒510-0084 三重県四日市市栄町4-14
TEL:059-355-3939

ユーザーの心をつかむコツは定型文で対応するのではなく、「担当者の顔が見えるメッセージ」を添えることです。
弊社のサンクスメールは代表が直接メッセージを送ることで、お客様に「個別に対応してもらえている」という安心感と信頼感を提供しています。

また、お問い合わせ後のお打ち合わせまでの期間に、お客様が弊社のことをより深く理解できるよう添付しているのが、下表をはじめとしたサービスページ種別ごとの資料です。

サービスページ種別

添付資料の例

ホームページ制作

弊社のホームページ制作実績資料

SEO対策

虎の巻、成功事例集

Web広告運用

広告運用のチェックリスト、成功事例集

上記の資料はお客様が「待ち時間」を有効活用し、ベイスへの期待感をさらに高めるためのツールとなっています。

“ベイス”
ベイス
編集部

ホームページのお問い合わせ完了後に送信されるサンクスメールは、顧客との最初の接点です。
定型文ではなく、担当者の人柄や企業としての想いが伝わる、感情に訴えかける文面にしましょう。

“ベイス”
ベイス
編集部

相見積もりされる前提で、問い合わせ直後の印象を最大化するようなホスピタリティを込めることで、競合他社との差別化を図り、信頼関係を築く第一歩となります。

まとめ:サンクスページとはユーザーとのつながりを強める場所

サンクスページやサンクスメールは、単なる「お礼」のページやメールではありません。
それは、匿名だった見込み客が実名に変わる、顧客との最初の重要な接点です。

サンクスページ・サンクスメールはアクション完了を明確に伝え、顧客の不安を解消するのはもちろん、コンバージョンを正確に計測し、今後の改善に活かす機会にもなります。
単なる事務的な連絡ではなく、ホスピタリティを伝えることは、顧客との長期的な関係構築の第一歩です。

サンクスページやサンクスメールを戦略的に活用し、顧客とのつながりを強めることで、あなたのビジネスはさらなる成長を遂げるでしょう。
成果を出すためのホームページ制作は、サンクスページまで戦略的に設計する弊社ベイスへぜひお任せください!

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book この記事の監修者

澤田将司

株式会社ベイス 代表取締役社長

マレーシア、クアラルンプールで起業。
オンラインゲームプラットフォームや3大通信キャリアの公式コンテンツプロバイダーなどの事業を経て、2015年に実家の家業を引き継ぐ形で帰国。
現在は三重県四日市市で受託型のウェブマーケティング会社、株式会社ベイスを経営。

得意分野はコンバージョン率(お問い合わせ率)の高い企業のホームページ運用。
豊富な経験で培った徹底したデータ駆動のマーケティング戦略で、これまでに数多くの企業のウェブ戦略立案から実行までを手がける。

LINE社認定のパートナーでもあり、これまで運用した企業アカウント数は500を超える。

代表挨拶ページはこちら

 

澤田将司|ベイス代表取締役 澤田|ベイス社長@行きたくなるオフィス研究中 中小企業マーケティングラボ

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