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成果を最大化するホームページメインビジュアルの作り方|会社の「顔」で差をつける秘訣

create 2024.06.07  cached 2025.10.20

成果を最大化するホームページメインビジュアルの作り方|会社の「顔」で差をつける秘訣

ホームページのメインビジュアルは、Webサイトの第一印象を決定づける「顔」となる部分です。
最初に目にするメインビジュアルが魅力的でなければ、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。

しかし、ただデザインが「かっこいい」だけのメインビジュアルは、自己満足に過ぎません。
私たちが考えるメインビジュアルの役割は、ユーザーに「この会社が何者で、どんな価値を提供してくれるのか」を瞬時に伝え、次の行動へと促すことです。

この記事では、ただのデザインではない、成果にコミットするためのメインビジュアルはどのように作るか、ベイスが提唱する「型」に沿って解説します。

ホームページのメインビジュアルの役割

メインビジュアルは、単なる装飾ではありません。
ホームページのファーストビューに配置されるメインビジュアルは、以下に挙げる3つの重要な役割を担っています。

  1. ユーザーの興味を惹きつける
  2. 企業の信頼性を高める
  3. 次の行動へ誘導する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ユーザーの興味を惹きつける

ホームページを訪れたユーザーは、わずか5秒でそのサイトを読み進めるかどうかを判断すると言われています。
この「5秒の壁」を突破できるかどうかが、その後のユーザー行動を大きく左右します。
メインビジュアルは、この5秒間でユーザーの心を掴み、「お、この会社は何か面白そうだ」「私が探していたのはこれかもしれない」と思わせるために必要な最初のフックです。

しかし、ただ目を引くだけでは不十分です。
私たちは、「かっこいい」や「おしゃれ」といったあいまいな基準ではなく、以下に挙げる2つの観点からメインビジュアルの「フック力」を評価します。

直感的な理解

製品やサービスを象徴する画像や実際のサービス利用シーンなど、一瞬で「何を扱っている会社なのか」が伝わるビジュアルか

感情的な共感

ユーザーの課題や悩みに寄り添い、「この会社なら私の問題を解決してくれるかもしれない」という期待感を抱かせるビジュアルか

単なるイメージ画像ではなく、ユーザーの課題解決につながる具体的な価値を視覚的に表現することが、メインビジュアルに求められる最も重要な役割となります。

企業の信頼性を高める

メインビジュアルはただの装飾ではなく、企業の信頼性を築くための重要な資産です。
高品質なビジュアルは、プロフェッショナルな姿勢やブランドイメージを伝え、ユーザーに「この会社はしっかりしているな」「安心して任せられそうだ」という安心感を与えます。

よくあるのが、スマホで撮ったような粗い画像やどこかで見かけたフリー素材を多用したビジュアルです。
しかし、このようなビジュアルはユーザーが瞬時に「安っぽい」と判断し、離脱する可能性が高まります。

一方、私たちは、お客様のビジネスへの想いやこだわりを深く理解し、プロのカメラマンによる質の高い写真や、専門のデザイナーによる洗練されたビジュアルで表現します。
結果として、お客様がまだ知らない潜在顧客にも、その企業の価値と信頼性が正しく伝わります。
メインビジュアルは単なるデザインではなく、企業の「顔」として、その信頼性を証明する役割を担っているのです。

次の行動へ誘導する

メインビジュアルがもつ最後の、そして最も重要な役割は、ユーザーを次の行動へと誘導することです。
どれほど魅力的で信頼性の高いメインビジュアルでも、ユーザーが次にどこへ行けば良いか分からなければ意味がありません。

私たちは、ホームページを単なる情報提供の場ではなく、ユーザーの課題解決を促す「最強の営業ツール」と捉えています。
そのため、メインビジュアルは、ユーザーが取るべき行動を明確に示唆する「道標(みちしるべ)」としての機能を果たす必要があると考えます。

弊社公式サイトのファーストビュー

具体的に徹底している誘導方法は、以下の2点です。

  1. CTA(※)の明記
  2. ストーリーテリング

※Call to Action:お問い合わせや資料請求といった行動を促す文言やボタンなど

メインビジュアルには、「資料請求はこちら」「お問い合わせ」といった、明確なCTAボタンを配置することが大切です。
特に、「ユーザーはスクロールしない」という前提で電話番号や営業時間も明記すると、ユーザーの行動を促しやすくなります。

また、メインビジュアルのキャッチコピーや画像は、下層ページで展開されるストーリーの「序章」としての役割も担っています。
ユーザーはメインビジュアルで興味を惹かれたあと、「この続きが知りたい」という気持ちで次のページへと進んでいきます。
メインビジュアルで提示する「答え」のヒントが、ユーザーを自然に誘導するのです。

このように、私たちはただかっこいいデザインを提案するのではなく、ユーザーの「知りたい」という欲求を最大限に引き出し、コンバージョンへとつなげるための戦略的なビジュアル設計を追求しています。

メインビジュアルに含めるべき要素

成果を出すためのメインビジュアルには、以下3つの要素を盛り込むことが重要です。

  1. 会社のサービスや強みが伝わる画像
  2. ユーザーの心を掴むキャッチコピー
  3. 行動を促すCTA

なお、弊社では、多様な業種のウェブサイト制作実績があります。
ホームページの成果を上げたい方は、ホームページ制作運用サポートのページをぜひ一度ご覧ください。

会社のサービスや強みが伝わる画像

ホームページのメインビジュアルには、「何を扱っている会社なのか」を視覚的に伝える画像は必須です。
製品やサービスを象徴する画像、または実際のサービス利用シーンなど、ユーザーが直感的に内容を理解できるビジュアルを選びましょう。

多くの企業が陥りがちなのは、「かっこいいから」「おしゃれだから」という理由だけで、サービス内容と関連性の低いイメージ画像を使ってしまうことです。
しかし、これではユーザーの興味を惹きつけるどころか、何の会社か分からず離脱を招きます。

私たちは、メインビジュアルの画像を通じて、「お客様のビジネスをどう変えたいか」「お客様にどうなってほしいか」という、提供価値の最も核となる部分を表現することを重視しています。
例えば、単に製品の画像を載せるのではなく、その製品を使って顧客が笑顔になっているシーンや、課題が解決された後の明るい未来を想像させるようなビジュアルを選びます。

ホームページは単なる情報提供の場ではなく、投資対効果を最大化するためのツールです。
メインビジュアルはその第一歩としてユーザーの共感を呼び、ビジネスのゴールへと導くための最も重要な要素なのです。

ユーザーの心を掴むキャッチコピー

キャッチコピーは、ユーザーの「知りたい」という気持ちを刺激し、サービスへの興味を深める役割があります。
単なる商品の説明ではなく、ユーザーの心に響く言葉で、彼らの行動を促すことが重要です。
私たちはキャッチコピーを考える際、以下3つの観点を徹底的に深掘りします。

  1. 誰のためのサービスか?(ターゲティング)
  2. どのような課題を解決するか(共感)
  3. 他社にはない強みは何か(差別化)

はじめに、「誰に、何を伝えたいか」を明確にしなければ、言葉は誰にも届きません。
ユーザーは「これは自分のことだ」と感じた瞬間に、読み進めるモチベーションが生まれます。
そのため、「Webが苦手な中小企業経営者へ」「初めてインバウンド集客に取り組む事業者様へ」など、ターゲットユーザーが明確になる言葉を選ぶことが大切です。

また、キャッチコピーではユーザーの痛みを理解していることを示す最初のメッセージとして、ユーザーの悩みに寄り添い、共感を呼び起こす言葉を使いましょう。
「広告費をかけているのに成果が出ない」「ホームページからの問い合わせが全くない」といった、彼らが抱える具体的な課題を言語化することで、「まさに自分のことだ」と感じさせます。

さらに、「当社に依頼すべき理由」を簡潔に表現し、独自の強みや価値を際立たせることも重要です。
例えば、「セッション数だけでなく、CVRやLTVにコミットします」「創業以来培ってきたデータに基づいたWeb戦略」といった言葉です。
他社には真似できない独自の強みを盛り込むことで、ユーザーは「この会社は他とは違う」と認識し、興味を深めます。

このように、キャッチコピーは単なる文章にとどまるものではありません。
ユーザーに対する最初の「問いかけ」であり、彼らの心を掴み、未来への期待を抱かせるための最も重要なコミュニケーションツールなのです。

行動を促すCTA

CTAは、ユーザーに特定の行動を促すためのボタンやリンクです。
メインビジュアルにCTAを配置することで、ユーザーは迷うことなく次のステップに進めます。

具体的な設置場所は、メインビジュアルの中やファーストビューの目立つ位置です。
ユーザーはスクロールしない前提で電話番号や営業時間を明記すると、ユーザーの行動を促しやすくなります。
また、「資料請求はこちら」「詳しくはこちら」など、ユーザーが取るべき行動を具体的に示しましょう。

失敗しないメインビジュアルの作り方

失敗しないメインビジュアルの作り方は、以下の3つです。

  1. 利便性を最優先にする
  2. ターゲットを明確にする
  3. SEOを意識する

デザインの目的は「かっこよさ」ではなく「利便性」です。
どれだけ洗練されたデザインでも、ユーザーにとって使いにくければ意味がありません。
特に、意味のないイメージ画像を多用しすぎると、見にくさや使いにくさにつながります。

また、「誰に伝えたいのか」が明確でなければ、ユーザーに響くビジュアルは作れません。
ターゲット層の好みやや行動パターンなどを深く理解し、それに合わせたビジュアルを選びましょう。
実際、私たちはただかっこいいだけのデザインではなく、データに基づいた分析から、お客様のビジネスに最適なデザインを追求しています。

さらに、メインビジュアルは、SEOにも影響を与えます。
画像が重すぎるとページの表示速度が低下し、ユーザーの離脱率を高めるだけではなく、検索順位の低下にもつながります。
そのため、下表の2点を実行することも大切です。

画像の最適化

画像を適切に圧縮し、軽量化する

alt属性の設定

画像の内容をテキストで説明するalt属性を設定し、検索エンジンに画像を正しく認識してもらう

なお、メインビジュアル制作を失敗しないためには、プロに依頼するのも1つの方法です。
依頼先を検討する際のポイントについて知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

【関連記事】ホームページ制作会社の選び方ガイド!事前に準備すべきものや事例も解説

ホームページのメインビジュアルが際立つ制作事例

最後に、弊社が支援したホームページ制作事例の中から、メインビジュアルが特徴的なケースを3つ紹介します。

  1. キャッチコピーで目を引く
  2. 洗練された雰囲気の動画で惹き付ける
  3. ポップなデザインで楽しさをアピールする

それぞれを見ると、メインビジュアルの重要性が良く理解できるでしょう。

メインビジュアル例①:キャッチコピーで目を引く

こちらは、輪音creation厨様のホームページです。

ホームページの種類

ポータルサイト

メインビジュアルの種類

ヒーローイメージ

リニューアルの目的

採用活動とブランディングの強化

▼輪音creation厨様のファーストビュー

従来のサイトでは雰囲気が暗く、若い世代が応募できないのではという課題がありました。
そのため、白を基調とし、お店の特徴である上品さと活気を共存させるデザインにリニューアルしました。

ホームページを開いて最初に目に入る大きな「わっ!」というキャッチコピーで、感動を表現しているのが印象的です。

ホームページURL:http://wawon-creations.com/

メインビジュアル例②:洗練された雰囲気の動画で惹きつける

こちらは、株式会社グリーンテックジャパン様のホームページです。

ホームページの種類

サービスサイト

メインビジュアルの種類

ヒーロームービー

制作の目的

最新型ドライアイス洗浄機のプロモーション

▼株式会社グリーンテックジャパン様のファーストビュー

黒をベースに、イメージ動画でユーザーの目を引くように工夫されています。
技術力の高さがリアルに感じられるような、洗練されたサイトに仕上がりました。

ホームページURL:https://dryicepower-seibi.com/

メインビジュアル例③:ポップなデザインで楽しさをアピールする

こちらは、浜焼きバーベキュー仁之助様のホームページです。

ホームページの種類

サービスサイト

メインビジュアルの種類

ヒーローイメージ

制作の目的

手軽に楽しめるバーベキュー場の紹介

▼浜焼きバーベキュー仁之助様のファーストビュー

晴れ渡る港の近くで開催されるバーベキューの楽しそうな雰囲気を写真で伝え、新鮮な海鮮を手ぶらで堪能できるコピーはイラストの文字で表示されています。
写真とイラストを融合させたポップな仕上がりで、バーベキューの楽しい雰囲気を全面にアピールしたメインビジュアルといえます。

ホームページURL:https://jinnosuke.jp/

まとめ:メインビジュアルは最強の「営業ツール」

ホームページのメインビジュアルは、単なる企業の顔ではありません。
それはユーザーの心を掴み、信頼を築き、最終的にビジネスの成果へと導く最強の「営業ツール」です。

「今のメインビジュアルで本当に成果が出ているのか不安」「ホームページを改善したいが、何から手をつければ良いか分からない」という方は、制作サポートページをご覧のうえ、ぜひ一度ご相談ください。
私たちは、データに基づいた設計で、お客様のビジネスの成功に貢献します。

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社長の一筆入魂

私はいつも、コーポレートサイトのTOPにあるメインビジュアルについて、「誰がどうなることを支援する会社なのか」を5秒で理解できるようにしなさい。と口酸っぱく言ってきました。
というのも、人の記憶はとても曖昧です。たとえホームページを色々見て回っていただいたとしても、3日も経てば記憶に残っていることなんて1つか2つ。であるならば、最もインパクトのあるメインビジュアルで、会社のメッセージを理解してもらうことが非常に重要。

当社に相談にいらっしゃる時点のサイトを拝見すると「誰がどうなることを支援する会社なのか」が分からず、商品やサービスの説明に終始しているサイトがほとんどです。

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book この記事の監修者

澤田将司

株式会社ベイス 代表取締役社長

マレーシア、クアラルンプールで起業。
オンラインゲームプラットフォームや3大通信キャリアの公式コンテンツプロバイダーなどの事業を経て、2015年に実家の家業を引き継ぐ形で帰国。
現在は三重県四日市市で受託型のウェブマーケティング会社、株式会社ベイスを経営。

得意分野はコンバージョン率(お問い合わせ率)の高い企業のホームページ運用。
豊富な経験で培った徹底したデータ駆動のマーケティング戦略で、これまでに数多くの企業のウェブ戦略立案から実行までを手がける。

LINE社認定のパートナーでもあり、これまで運用した企業アカウント数は500を超える。

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澤田将司|ベイス代表取締役 澤田|ベイス社長@行きたくなるオフィス研究中 中小企業マーケティングラボ

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実績数

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