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動画マーケティング

短尺動画はマーケティングでも活用できる!各媒体のメリットや注意点を解説

2023.08.22

短尺動画はマーケティングでも活用できる!各媒体のメリットや注意点を解説

YouTubeのショート動画やInstagramのストーリーなど、再生時間の短い動画はマーケティングで活用できます。しかし、利用者が多い年齢層や短尺動画の再生秒数などは媒体ごとに異なるため、事前に知っておくことが重要です。

この記事では、短尺動画を投稿できる媒体の特徴を解説します。短尺動画をマーケティングに活用するメリットや、使い回す際の注意点もあわせて解説。自社の集客で動画コンテンツを活用したい方は、ぜひ参考にしてください。

短尺動画を投稿できるSNS4選

短尺動画をマーケティングで活用する際に、使用されているSNSは主に以下の4つです。

  1. YouTube
  2. TikTok
  3. Instagram
  4. LINE VOOM

利用者が多い年齢層や短尺動画の秒数などの特徴について、それぞれ解説します。

SNS①:YouTube

1ヶ月あたりのアクティブユーザー数(※)

7,000万人以上

利用者が多い年代

10~60代(全世代)

投稿できる動画の秒数

最長60秒

※1か月や1年など対象期間中に1回以上利用したユーザー

YouTubeのショート動画の特徴は、次の通りです。

  • 幅広い年齢層のユーザーに向けて情報を発信できる
  • Google検索エンジンからも表示されやすい
  • YouTubeが用意する音源を最大60秒使用できる(楽曲により秒数は異なる)

YouTubeにおける最大の魅力は幅広い年齢層に向けて情報を発信でき、認知拡大のきっかけを作りやすい点にあります。YouTubeチャンネルへの流入を増やしたい方は長尺動画の要点を絞ったショート動画を作り、ユーザーの興味・関心を引きつけましょう

SNS②:TikTok

1ヶ月あたりのアクティブユーザー数

約950万人

利用者が多い年代

10~20代

投稿できる短尺動画の秒数

15秒、30秒、180秒(3分)

TikTokのショート動画の特徴は、次の通りです。

  • 若い世代に向けて情報を発信できる
  • 再生秒数の選択肢が多い
  • フォロワー数の多さより、動画の再生回数の多さを重視

TikTokは、ショート動画ブームのきっかけになったSNS。興味がありそうなユーザーに対して、動画が表示されるため、フォロワー数が少ないアカウントでもバズる可能性があります。

流行の楽曲やトレンドを上手く取り入れ、ユーザーが参加したいと感じるショート動画を投稿しましょう。

SNS③:Instagram

1ヶ月あたりのアクティブユーザー数

約3,300万人

利用者が多い年代

20~40代の女性(10代の利用も増加傾向)

投稿できる動画の秒数

ストーリー:最長60秒(15秒ごとに分割)
リール:最長90秒

Instagramで投稿できる「ストーリー」と「リール」の特徴は、次の通りです。

  • ストーリーはフォロワーのみが閲覧できる
  • リールはフォロワー外にもランダムで表示される

どちらかというとストーリーはフォロワーとのコミュニケーションツール、リールは認知拡大ツールといえるでしょう。

Instagramのリールでは、いいねや最後まで視聴してくれたユーザーの割合が重視されているため、興味を引きつけ続ける動画を作る必要があります。

いわゆるインスタ映えよりも、有益な情報を発信している動画の方が注目される点もストーリーやリールの特徴です。自社に興味を持ってもらうためにも、アカウントの世界感を大切にしながらユーザーの役に立つ動画を作成しましょう。

TikTokやInstagramなど、SNSで集客を伸ばしたいとお考えの方は、弊社のSNS運用コンサルへご相談ください。

SNS④:LINE VOOM

1ヶ月あたりのアクティブユーザー数

6,800万人以上

利用者が多い年代

10~60代

投稿できる動画の秒数

60秒以内

LINE VOOMの特徴は、次の通りです。

  • アクティブユーザー数はYouTubeに次いで多い
  • 他のSNSでリーチできない層にもアプローチできる

LINE VOOMはLINEの機能の1つであり、アクティブユーザーのうち4,900万人以上の方が動画上の広告に月1回以上接触しています。

フォロワーの投稿とおすすめ動画のタブを簡単に切り替えられるため、露出機会の増加も期待できる短尺動画です。LINE VOOMからLINEアカウントへの流用を増やしたい方は、誰かに共有したくなる動画を投稿し、ユーザーの興味を引きましょう。

LINE VOOMやLINEからのお問い合わせを増やしたい方は、弊社のLINE運用サポートへご相談ください。

媒体を超えて短尺動画を使い回す3つのメリット

SNSに投稿した短尺動画は、他の媒体へ使い回せます。媒体を超えて短尺動画を使い回すメリットは、主に次の3つです。

  1. 作成工数を削減できる
  2. 少ない本数で露出機会を増やせる
  3. 幅広いターゲットへリーチできる

それぞれ解説します。

メリット①:作成工数を削減できる

短尺動画のメリットは、作成工数を削減できるところです。縦横比率が同じ媒体の場合は投稿内容をそのまま利用できるため、制作や編集の手間を省けます。

特に動画コンテンツづくりに割く人的・金銭的リソースが少ない企業に、おすすめの手法です。

メリット②:少ない本数でも露出機会を増やせる

少ない本数でもさまざまな媒体へ使い回すことで、露出の機会を増やせます。さらに短尺動画は気軽に視聴できるため、再生回数が増えやすい傾向にあります。

投稿後のデータを媒体ごとに分析できれば効率的にPDCAを回せるため、「露出を増やして自社認知を広げたい」という企業にもおすすめです。

メリット③:幅広いターゲット層へリーチできる

媒体ごとに利用しているユーザーが多い年代は異なる分、短尺動画を使い回すことで幅広いターゲットへリーチできます。「通常の動画を忙しくてなかなか見られないが、短尺動画は視聴している」というユーザーにもアプローチが可能です。

幅広い年代のユーザーへ自社の魅力を伝えたい方やSNSへの問い合わせ数を増やしたい方は、短尺動画を上手に使い回しましょう。

短尺動画を使い回すデメリット

短尺動画を使い回すデメリットは、場合によっては動画が見切れてしまう点にあります。下表のように、推奨されている動画の縦と横の比率をあらわすアスペクト比や解像度が、媒体によって異なるためです。

媒体

アスペクト比

解像度

YouTube

9:16

1,080×1,920ピクセル

TikTok

9:16

540×960ピクセル以上

1:1

640×640ピクセル以上

16:9

960×540ピクセル以上

Instagram

リール

4:5

600×750ピクセル

1:1

600×600ピクセル

1.91:1

600×315ピクセル

ストーリーズ

9:16

1,080×1,920ピクセル

LINE VOOM

9:16

135×240ピクセル~1,080×1,920ピクセル

1:1

600×600ピクセル~1,280×1,280ピクセル

16:9

240×135ピクセル~1,920×1,080ピクセル

動画の一部分が見切れると、伝えたい情報が伝わりにくくなります。動画の見切れを防ぐためにも、短尺動画を使い回す際は、アスペクト比が等しい媒体を使いましょう。

また、短尺動画の解像度が低いと、映像がぼやけて見えにくくなります。短尺動画を使い回す際は、推奨されている解像度を満たしているかも、あわせて確認するようにしてください。

短尺動画が見切れないように編集する方法

アスペクト比が異なる短尺動画を見切れないようにリサイズしたい方は、「Adobe Express」や「Clipchamp」などの動画編集ツールを使いましょう。

例えば、Adobe Expressでは次の手順で動画をリサイズできます。

  1. Adobe Expressへアクセス
  2. 「ビデオをドラッグ&ドロップ」や「デバイス内を参照」から動画をアップロード
  3. サイズ変更で投稿したい媒体を選択
  4. リサイズしたいアスペクト比をクリニック
  5. リサイズする範囲を調整し、動画をダウンロード

Adobe Expressは、媒体ごとにアスペクト比を選択できるため、初めて利用する方にもおすすめです。オンライン上で短尺動画を編集したい方は、ぜひ試してみてください。

まとめ:短尺動画の使い回しでは表示サイズに要注意

短尺動画は手軽に視聴できる分、より多くのユーザーへリーチ・訴求できる可能性があります。媒体によってアクティブユーザーの人数や年齢層が異なるため、動画を使い回すことでより効率的なアプローチが可能です。

ただし、媒体によって推奨サイズや解像度が異なるため、短尺動画を使い回す際は必要に応じてリサイズしましょう。なお、弊社ではSNSに投稿する短尺動画や運用方法についてもサポートしています。投稿内容や配信管理のノウハウを蓄積したい方は、弊社のSNS運用コンサルLINE運用サポートへご相談ください。

book この記事の監修者

澤田将司

株式会社ベイス 代表取締役社長

マレーシア、クアラルンプールで起業。
オンラインゲームプラットフォームや3大通信キャリアの公式コンテンツプロバイダーなどの事業を経て、2015年に実家の家業を引き継ぐ形で帰国。
現在は三重県四日市市で受託型のウェブマーケティング会社、株式会社ベイスを経営。

得意分野はコンバージョン率(お問い合わせ率)の高い企業のホームページ運用。
豊富な経験で培った徹底したデータ駆動のマーケティング戦略で、これまでに数多くの企業のウェブ戦略立案から実行までを手がける。

LINE社認定のパートナーでもあり、これまで運用した企業アカウント数は500を超える。

 

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