Yahoo!検索やYahoo!マップでの集客には、Yahoo!プレイスへの登録が重要なポイントの1つです。しかし、活用方法や登録方法が分からず、利用にいたっていないという方もいるでしょう。
この記事では、Yahoo!プレイスとは何か、できることや表示される場所などの基礎知識を解説します。活用するメリットや店舗数別の登録方法はもちろん、Googleビジネスプロフィールとの関係性もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
Yahoo!プレイスとは、Yahoo! JAPANが提供するサービスに表示される、店舗や施設の基本情報を登録・編集できるツールです。まずは基礎知識として、以下の2点を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Yahoo!プレイスでできることは、主に以下の5つです。
基本情報を正確に登録し、店舗や商品の写真を掲載することで、ユーザーに対して魅力をアピールできます。キャンペーンやイベントを開催する場合など、定期的に最新情報を投稿すると一層アピール効果が期待できます。
また、口コミに対してはできる限り返信し、ユーザーとの関係性を構築することも大切です。検索された方法やユーザー属性などのアクセス状況も分析できるため、マーケティング施策の効果測定や方向性を見直す際にも活用できます。
一度、情報を登録しておくだけでユーザーにアプローチできるため、集客を効率化したい場合はぜひ利用したいツールの1つといえるでしょう。
登録した店舗・施設の情報が表示される場所は、下表の通りです。
表示されるサービス |
表示される場所の特徴 |
Yahoo!検索 |
該当する「エリア+キーワード」で検索すると検索結果ページの画面上部に表示 |
Yahoo!マップ |
該当する「エリア+キーワード」で検索するとマップの左側に表示 |
Yahoo!ロコ(グルメスポットやレジャー施設などの店舗情報をエリア別にまとめたサービス) ※「Yahoo!ロコ」は2024年3月27日にサービス提供を終了しています。 |
該当するエリアおよびキーワードを検索すると検索結果ページに表示 |
登録した店舗・施設の情報は、それぞれのサービスに反映されます。ユーザーの目に触れる機会の増加にもつながるため、積極的に活用しましょう。
Yahoo!プレイスを活用するメリットは、以下の3点です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
登録する情報を充実させることでYahoo!検索の上位に表示されやすくなり、ユーザーからの認知向上や来店者数の増加につながります。
登録している店舗・施設の数はまだ限られているため、情報を充実させ競合他社との差別化を図りましょう。
Yahoo!プレイスはより詳細な店舗・施設情報を提示できるため、ユーザーの利便性が高まります。例えば、支払い方法としてPayPay対応の有無を登録でき、バーコード決済の店舗を探している方に有益な情報の提供が可能です。
また、美容院や理容室であればヘアスタイル、ネイルサロンであればネイルデザインの写真を登録できます。視覚的にアピールできるため、検索しているユーザーがイメージをつかみやすくなる点もメリットの1つです。
ユーザーが必要とする情報は多岐にわたっているため、より多くの方にアプローチできるよう可能な限り詳細に登録しましょう。
Yahoo!プレイスとLINE公式アカウントは、2023年12月15日より連携できるようになりました。連携によって、店舗・施設の情報に加え、友だち追加ボタンを設置できます。
ユーザーが友だち追加すると、メッセージの送信や限定クーポンを発行でき、来店を促すことも可能です。LINE公式アカウントであれば来店後も継続してアプローチできるため、リピーターの効率的な獲得も期待できます。
なお、弊社ではLINE公式アカウント運用のサポートをアカウント開設から運用まで一貫して行っています。LINE公式アカウントの運用を検討している方は、ぜひ弊社までお問い合わせください。
Yahoo!プレイスとLINEを連携させる方法について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてチェックしましょう。
【関連記事】Yahoo!プレイスとLINEを連携させる方法!メリットや注意点も解説
Yahoo!プレイスに登録するための方法について、以下の2点を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
登録時にあらかじめ必要な準備は、以下の通りです。
Yahoo!プレイスの利用にはYahoo! JAPAN IDが必須となっているため、所有していない場合は作成しましょう。
すでにYahoo!プレイスへ登録している場合は、Yahoo! JAPANビジネスIDでログインするか、管理者から権限を付与してもらってください。登録していない場合は、次項の登録手順へ進みましょう。
登録手順について、以下の2パターンを解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
単店舗の場合に登録する手順は、以下の7ステップです。
申し込み者情報を入力する際には、入力したメールアドレス宛に送られてくる認証番号の確認も必要です。審査用電話番号の欄には日中に連絡のつきやすい番号を記載することで、審査をスムーズに進められます。
複数店舗の場合に登録する手順は、以下の9ステップです。
「子施設登録シート(StoreRegisterSheet)」に入力する際は、記載されている注意事項を必ず確認してください。審査用電話番号の欄には単店舗登録と同様に、日中に連絡のつきやすい番号を記載しましょう。
Yahoo!プレイスと同様の機能を持つツールとして挙げられるのが、Googleビジネスプロフィールです。双方の関係性について、以下の2点を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
また、Googleビジネスプロフィールのオーナーを登録する方法について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【関連記事】Googleビジネスプロフィールとは?オーナーの登録・追加方法を解説
2つの最大の違いは検索エンジンが異なる点で、それに伴い世代別シェアもそれぞれ特徴があります。
検索エンジンシェア率 |
主なユーザー層 |
|
|
77.9% |
若年層 |
Yahoo! |
12.9% |
中高年層 |
機能面ではYahoo!プレイスのみPayPayとYahoo! JAPAN IDとの連携が可能ですが、掲載情報などに大きな違いはありません。どちらのツールも無料で利用できるため、積極的に両方とも導入しましょう。
引用元:statcounter GlobalStats|Search Engine Market Share in Japan – February 2024
上述の通り2つのツールは主なユーザー層が異なるため、同時に運用することでリーチできるユーザーを増やせます。LINE公式アカウントとの連携により、新規顧客の集客やリピーター獲得のための施策など、アプローチの幅が広がる点もメリットです。
基本的には同様の情報を登録するだけなので、ぜひ2つのツールを同時運用しましょう。
Yahoo!プレイスは無料で利用できるツールでありながら、店舗集客にも効果を発揮します。詳細な情報はもちろん、ユーザーに対して有益かつ魅力的な情報を提供しアプローチしましょう。
また、Yahoo!プレイスで上位表示を目指すには、情報量や内容の充実が重要な要素とされています。店舗の評価やお客様の反応も関係しているため、更新や発信を継続して行うことが掲載順位を向上させるポイントです。
なお、日々の日常業務の中で定期的な更新が大変だという場合は、代理店に運用を任せるのも選択肢の一つです。弊社ではマーケティングのプロがMEO対策に関するすべての業務を代行しています。ローカル検索からの集客力を向上させたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
【関連記事】MEO対策とは?Googleビジネスプロフィールの運用を内製化する手順も解説
【関連記事】【成功事例付き】LINEマーケティングの施策5選!役立つツールも解説
【関連記事】GoogleのSGEとは?SEOへの影響や企業が取るべき対策を解説
さぁ、ご一緒に
はじめましょう。
具体的なご依頼だけでなく、売り方や集客に関することなど現状の課題についても気軽にご相談ください。