インスタはスマートフォンで誰でも手軽に始められ、身近なSNSとして数多くの人が利用しています。今では個人が楽しむだけではなく、企業が集客のツールとしても取り入れるほどです。しかし、運用し始めたものの結果が出ない方や、運用方法が分からず手を出せずにいる方もいるでしょう。
この記事では、企業がインスタでの集客を成功させるための方法について、成功事例を紹介しながら解説します。インスタの運用を通して成果を出したい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
集客において企業がインスタ活用すべき理由は、大きく分けて以下の3つです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
インスタを運用すべき理由の1つが、アクティブユーザー数の多さです。利用者数はおよそ3,300万人と、実に日本人の4人に1人が利用しています。主なSNSの国内月間アクティブユーザー数とユーザー層は、下表の通りです。
国内月間アクティブユーザー数※ |
ユーザー層 |
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9,600万人 |
幅広い年代が利用している |
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X(旧Twitter) |
4,500万人 |
平均年齢は37歳で、20代が最も多い |
3,300万人 |
10代と20代が50%以上を占める |
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2,600万人 |
20代と30代の登録者が多い |
TikTok |
950万人 |
10代と20代が50%以上を占める |
※2023年12月時点
各SNSを比較するとインスタは、特に10代と20代の利用者が多いことが分かります。また、女性の利用者数が多い傾向もあるため、特に若い世代や女性にアプローチしたい場合には、積極的にインスタを取り入れましょう。
なお、弊社ではインスタはもちろん、LINEのビジネス活用としてLINE運用サポートも実施しています。ユーザー数の最も多いLINEを通してビジネス展開したい方は、ぜひ弊社へご相談ください。
また、LINE運用のコツについて詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてチェックしましょう。
【関連記事】住宅会社のLINE運用は集客に効果あり!支援実績や成功させるコツを紹介
引用元:株式会社コムニコ|⼈気ソーシャルメディアのユーザー数まとめ
インスタの投稿は画像や動画がメインのため、他のSNSと比べるとビジュアルでの訴求力が高くなります。ユーザーに対しては視覚的に訴求できるので、より分かりやすい情報を提供可能です。実際、新たな商品の発見やネット購入のきっかけとして、最も多いSNSはインスタとなっています。
商品やサービスを実際に利用しているシーン、魅力的に映るシーンを投稿し、顧客の獲得を目指しましょう。
引用元:株式会社アイズ|新型コロナウイルスの影響によるSNS活用の変化
理由②と関連しますが、インスタは視覚的にメッセージを伝えられるため、アカウントの世界観を醸成することに長けています。
また、過去の投稿がハッシュタグ検索で発見されるといった点から、ブランディング効果も期待できます。数年前の投稿でも閲覧される可能性があり、特定のハッシュタグで上位表示されれば露出の機会を増やすことも可能です。
このように、他のSNSと比べてもインスタは資産性が高いSNSとなっています。運用する場合には、企業イメージに沿ったアカウント作りを意識していきましょう。
ここではインスタの運用に成功した、中小企業の事例を3つ紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
販売業を営むA社では、県内に同業種の大手ブランドが存在していたため、どのように差別化を図り、興味や関心を促進すべきかという課題がありました。そこで認知拡大やECサイトへの遷移およびEC売り上げの向上を目的に、インスタ運用を開始します。具体的な施策は以下の通りです。
※KGI=最終的な目標、KPI=KGIを達成するために設ける中間目標
その結果、フォロワー数が1年半で約1,500人増(2倍増)となり、コーデ投稿の保存数も増加したことで発見タブ欄へ定期的に載るようになりました。
また、ショップ機能により投稿からも商品ページを閲覧可能にしたことで、遷移率が3.5倍に増加しています。インスタの運用では自社の強みを生かした差別化やターゲットを明確にしぼることが重要だといえるでしょう。
なお、弊社のInstagram運用サポートでは実績多数の専門家が、課題を解決するためのサポートを行っています。集客力の高いインスタ運用を実現したい方は、ぜひ弊社までご相談ください。
土木・建築業を営むB社では、流行に乗ってInstagramを始めたものの、運用方法が分からない状態でした。そこで認知拡大からWebサイトへの流入という、明確な目的を持ってインスタ運用を開始します。具体的な施策は、以下の通りです。
その結果、リール動画が約100万回再生を突破し、Webサイトへの流入が運用当初より約4倍に増加しました。Webからの問い合わせも増加し、フォロワー数も前年比約4.5倍増となっています。
インスタを運用する場合には、まず目的を明確にすることが重要になります。その上でフォロワーとの交流や他社を分析し、目的達成を目指していきましょう。
ホテル業を営むC社では、以下に挙げる3つの課題がありました。
そこで認知拡大からWebサイトへの遷移および予約件数の増加を目的にインスタ運用を開始します。具体的な施策は以下の通りです。
その結果、リール動画がバズり、テレビ局より取材が入ったことでUGC(※)へとつながりました。
※一般ユーザーによって作られたコンテンツ(口コミ)のこと
フォロワー数は大きく変化していないものの、運用当初よりもWebサイトへの流入率が約3.5倍に増加しています。
本事例のように、インスタの評判が広まることでテレビのような他媒体への露出につながる可能性もあります。UGCの創出と活用で新規顧客やリピーターを獲得するためにも、ブログ記事の二次利用などの工夫により、定期的な投稿を心がけましょう。
インスタでの集客を目指すにあたって、成功を阻むよくある間違いは以下の3つです。
なお、インスタ運用のコツについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
【関連記事】インスタ運用のコツ11選!売上アップにつながるポイントをフェーズ別に解説
インスタの運用で単に発信したい内容を投稿するだけでは、自社のことを知る顕在層には響きますが、見込み客となり得る潜在層にまで届けることはできません。
そのため、そのカテゴリーに属する興味関心層の”不”(不安・不満・悩み)を解消するコンテンツを投稿することでアカウントに興味をもってもらい、自社をまず『知ってもらう』ことが重要になります。
インスタ運用での情報伝播力をよく理解し、まずはアカウントを発見してもらいましょう。
企業がインスタを運用する目的は、自社商品やサービスの認知拡大を図り、売上を増加させることです。フォロワー数の増加は、目的を達成するための手段でしかありません。
やみくもにフォロワーを集めても意味がなく、コアなフォロワーの獲得を目指す必要があります。上述の間違い①とも関連してきますが、質の高いコンテンツで興味関心を醸成し、口コミのように自社コンテンツを代わりに投稿してくれるような、質の高いフォロワーを増やすことが大切です。
フォロワー数の増減には一喜一憂せず、あくまで目的を達成する手段であると認識しておきましょう。
インスタに限らずSNSは、双方向のコミュニケーションが重要な媒体です。一方的に発信するだけでなく、ユーザーと交流を積み重ねることで、将来的にいいね・コメント・シェアなど反応率が高いアカウントに成長します。以下は、具体的な交流方法の例です。
投稿するだけで満足するのではなく、日頃からユーザーとのコミュニケーションを図りましょう。
ユーザー数の多いインスタは、さまざまな企業が集客のツールとしても活用しています。しかし、何気なく運用するだけでは結果につながらないため、実際にインスタ運用に成功している事例を参考にすることが重要です。
なお、弊社ではInstagram運用のノウハウを有しており、Instagram運用サポートの実績も豊富にあります。インスタを利用して集客力を向上させたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
【関連記事】Facebook広告とInstagram広告の連携方法!有効なシーンも
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