Instagramは、ファン獲得や売上最大化に最適なプラットフォームの1つです。実際、近年では認知や集客の手段として、Instagramアカウントを積極的に運用する企業が増えています。そのため、「Instagramの運用方法が知りたい」と思っているWeb担当者の方も多いでしょう。
この記事では企業がインスタ運用する際に押さえたいコツを、11に分けて解説します。売上アップにつながる具体的なコツもフェーズ別に紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
Instagramを企業で効果的に運用するには、以下の2つの型を検討しましょう。
ブランド型発信は、既に認知されているブランド力をベースに、企業が自社に関する情報を発信する運用方法です。ブランドが確立されているため、ほぼ指名検索での流入が期待できます。
一方、メディア型発信は、ユーザーの視点や関心に焦点を当て、不安や悩みを解決できる情報を提供する運用方法です。コアファンを作り上げ、UGC(※)を生み出す効果が期待できます。※企業発信ではなく、ユーザーが生成したフィード投稿やストーリーズなどのコンテンツ
特に近年ではソーシャルメディアの普及により、UGCがますます重要視されています。企業自ら発信した情報よりも、ユーザーと同じ立場の人が発信した情報は共感を起こしやすく、説得力や信頼感を得られるためです。
しかし、UGCが生まれにくい業界もあるため、小さなフォロワー数でも1人ひとりの熱狂的なファンを魅了し、着実に認知を拡げていくことが大切です。
なお、弊社ではインターネット集客に重要なWebサイト制作やWebサイト運用もサポートしています。Instagramから流入したユーザーを効果的に購買へつなげたい方は、ぜひご相談ください。また、Webサイト制作について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしましょう。
【関連記事】Webサイト制作前に決めておきたい7項目とは?費用相場もあわせて解説
Instagramを投稿する際のコツは、以下の7つです。
それぞれを順番に見ていきましょう。
目的やKPIは、Instagram運用における達成度合いを可視化するのに役立ちます。Instagram運用の目的を具体的に設定し、以下の数値目標を明確にしましょう。
また、設定した目標を達成するためにも、PDCAサイクルを回すことが大切です。適切に回すことで、効果的な改善策を実施できるでしょう。
コンセプトは、Instagram運用における売上に直結する重要な要素です。プロフィールで一目で分かるよう、誰が・誰に対して、どのような価値観を提供してくれるのかを具体的に表現しましょう。
なお、コンセプトは特定のターゲットに向けて具体的であればあるほど効果的です。フォロワーが理想とする未来をイメージしやすいような投稿を心掛けましょう。
Instagramでは、潜在顧客に対して直接購買を喚起するコンテンツは響きません。ユーザーが知りたい情報を提供し、最終的に購入やその後の指名⾏動につながるコンテンツを提供することが重要です。
購買行動モデルを例に挙げると、Instagram上で獲得しやすい領域は認知と興味・関心です。ユーザーにとって有益で興味深い情報を提供することで、ハッシュタグ検索の⼈気投稿や発⾒タブにも表⽰されやすくなります。
商品紹介+How To情報のようにプチ雑誌を置いていくイメージで、コンテンツを作成しましょう。
双方向のコミュニケーションはフォロワーとの関係性を深め、自社への興味を高める効果が期待できます。
具体的には、ブランド関連のUGCを見つけたら、コメントでお礼を伝えます。疑問形のコメントにも必ず返信し、何かしらのアクションを取りましょう。
仮に、悪い口コミを発見しても適切に対処できれば、自社の成長を促進する要因となり得ます。コメントやDMで謝罪をし、改善の余地がある場合は社内で共有すると良いでしょう。
企業がインスタ運用を効果的に進めるには、Officialハッシュタグの使用が適しています。企業がOfficialハッシュタグを活用するメリットは、以下のとおりです。
最初に公式アカウントでOfficialハッシュタグを使用することで、ユーザーが同じタグを使用する動機づけになります。ユーザーに活用してもらうためにも、Officialハッシュタグはプロフィール欄のファーストビューに記載しましょう。
また、Officialハッシュタグを通じて情報や感想を共有することで、フォロワーと自社の結びつきが深まります。他にも、ユーザーが投稿したコンテンツを簡単に見つけられ、UGCのリサーチがしやすくなるメリットもあります。
自社やサービスを想起させるOfficialハッシュタグを活用することで、ユーザーに使用されるハッシュタグの分散を防げるだけでなく、認知拡大に役立つでしょう。
ハッシュタグはSNS上で投稿をカテゴリー化し、ユーザーが検索する際の手段として非常に重要です。検索の手段は、「ググる」から「タグる」へ変化しています。特に若い世代において、その変化は顕著です。
実際、日本のInstagram利用者は、ハッシュタグ検索する回数がグローバル平均の約5倍となっています。Instagramではハッシュタグのフォロー機能もあり、特定のアカウントをフォローしていなくてもハッシュタグに関連する投稿を検索できます。
ハッシュタグを有効活用するにはビッグワード(投稿数10万以上〜)よりも、ミドルワードやスモールワードを中心に選定することが重要です。無関連なハッシュタグを避け、最大30個までの制限内で適切なものを選定しましょう。
公式アカウントでUGCを取り上げることは単なる拡散だけではなく、積極的なコミュニケーションとブランドの信頼性向上にも寄与する重要な戦略です。
積極的にUGCを活用することで投稿者の承認欲求を満たし、他のユーザーにもUGCを投稿しようとする動機を与えられます。良い口コミはストーリーでシェアし、お客様の声として後からでも見返せるようにハイライトにまとめておきましょう。
運用しているInstagramを分析するコツは、以下の3つです。
分析は、インスタ運用における投稿や広告のパフォーマンスを可視化する手段です。定期的に分析を実施し、継続的な改善を通じてインスタ運用の効果を最大化できるでしょう。定期的な分析と改善を経て成果を上げた事例について知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
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エゴサーチで見つけたUGCはユーザーが自発的に発信した情報であり、今後の配信内容を検討する際に役立ちます。ユーザーが投稿した商品の使用感、商品に対する意見・感想は、商品の改善点や新商品開発のきっかけにもなります。
UGCを探す方法は、以下のとおりです。
上述の手法を定期的に実施することで、漏れなくUGCを収集できるでしょう。
インサイト分析は、インスタ運用において非常に重要です。投稿に対するユーザーの反応を確認することで、どのような投稿をすれば見込み顧客・潜在顧客に届き、売上につなげられるのかが見えてくるためです。
インサイト分析では、以下に挙げるさまざまな指標を活用します。
分析のコツ①であげたUGCが質的調査であれば、インサイト分析は量的調査の側面もあります。データに基づいた分析を実施することで、根拠に基づいた改善策を講じられるでしょう。
マーケティングの世界では消費者の嗜好や市場の動向など、さまざまな要素が常に変化しています。変化に対応するためには定期的に効果測定を行い、課題を抽出する必要があります。
具体的には、KPIに設定した指標を定期的にチェックすることが重要です。例えば、キャンペーンを実施した際にデータの推移を確認し、成果が出た際は成功要因を、失敗した際は原因を分析します。
ただし、アカウントの開設時はフォロワーが増えやすいため、極端に一喜一憂せず継続的な行動が大切です。定期的な分析と改善を経て施策を最適化することで、製品やサービスの売上を最大化できるでしょう。
本記事の内容をまとめると、企業が抑えたいインスタ運用のコツ基本戦略は以下の2つがありました。
また、投稿におけるコツは以下の7つがあります。
投稿後の分析では以下の3つが重要です。
なお、弊社はInstagram運用はもちろん、さまざまなWeb施策に精通しております。Instagram運営に必要なノウハウを知りたい方は、「インスタグラム運用虎の巻」をぜひご覧ください。
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