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リッチメニューはLINE公式アカウントのトーク画面下部に表示されますが、同時期に1つまでしか登録できません。
しかし、ユーザーごとに異なるニーズや興味がある場合、同じリッチメニューをすべてのユーザーに表示するだけでは十分な情報提供ができません。ユーザー属性や状況に応じて出し分けることで、個々のユーザーに適切な情報を提供でき、効果的な情報提供や訴求が可能です。
この記事では、リッチメニューの出し分け方法や設置パターンを解説します。リッチメニューの運用方法や活用事例もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
結論から言うと、LINE公式アカウントの標準機能では、リッチメニューの出し分けはできません。特定のユーザーに向けた情報やサービスを提供するためには、APIとの連携が必要です。
例えば、弊社が提供する「スマケ!」などの拡張ツールを利用すれば、ユーザーの属性や行動に応じてリッチメニューを出し分けられます。
なお、スマケ!ではタブ切り替えのリッチメニューも実装可能です。これにより、ユーザーによって異なるコンテンツを表示し、よりスムーズなコンバージョンを促せます。実際、弊社のLINE公式アカウントでは以下のようなリッチメニューを表示中です。
▼弊社のリッチメニュー(左タブ)
サポート内容を確認したい方向けに、各サービスページへ遷移できるボタンを設置
▼弊社のリッチメニュー(右タブ)
相談したい方向けに、問い合わせ方法の選択肢を提示
プッシュ配信だけでなく、ユーザーが自発的に情報を取得できるように工夫してます。リッチメニューの基本的な作り方や成功事例を知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
【関連記事】【LINE】リッチメニューの作り方ガイド!活用メリットやコツも解説
LINEリッチメニューの出し分けパターンは、以下の2つです。
それぞれ順番に見ていきましょう。
リッチメニューにおける出し分けパターンの1つが、特別なシーンごとに異なる表示方法を適用する方法です。例えば、セールやキャンペーンなどで以下のメニューを表示すると、ユーザーに新鮮な情報を提供し、興味関心を集められます。
また、アンケートを実施する際は回答済みの方と未回答の方とで表示内容を変えると、回答数のアップにもつながります。
タブ型のリッチメニューを使用すると、ユーザーは複数のメニューを切り替えが可能です。切り替え可能な複数のタブを設定するメリットは、以下の2つです。
タブによってメニューをグループ化することで、限られた表示範囲でもユーザーの利便性が向上し、利用促進が期待できます。
その際、ユーザー属性やメニューの種類ごとにタブの見出しを分類することが大切です。例えば、「会員の登録済みの方」「会員登録がまだの方」などのタブを設定し、ユーザーが求める情報に簡単にアクセスできるようにします。
ユーザーの利便性を考慮したグルーピングで、ホームページやキャンペーンへの導線を整えましょう。
LINEリッチメニューの出し分けを設定する方法は、以下の2つです。
それぞれを詳しく見ていきましょう。
Messaging APIは、自社のボットサーバー(※)とLINEとの間でデータをやり取りするための仕組みを提供します。
※LINEアプリに入力したメッセージを受信・処理し、応答を返すサーバー
リッチメニューの配信を自由に制御できるため、以下のようなさまざまなタイミングや条件に応じて出し分けが可能です。
企業はユーザーの特定の行動や属性に基づいてリッチメニューを柔軟に制御できるため、コンバージョン(CV)率の向上が期待できます。
しかし、これらの機能を自社で開発するには、プログラミングの知識や技術力だけでなく、多くの開発工程が必要です。リッチメニューのデザイン変更や管理画面の開発にも、金銭的・時間的コストがかかることに留意する必要があります。
前述したとおり、リッチメニューの出し分け機能を自社で開発するには多くの開発工程が必要です。開発コストを抑えながら、効率的にリッチメニュー運用するなら、拡張ツールを使う必要があります。その中でも、「スマケ!」は特におすすめです。
「スマケ!」であれば、前述した出し分けパターン①と②の両方を実現できます。会員と非会員で異なる情報など、顧客属性やステータスに応じて細かく切り替えが可能です。
なお、弊社は豊富なノウハウをもとにLINE公式アカウントの開設から運用までをトータルでサポートしております。LINEを活用して追客したい方は、LINE運用サポートをぜひご検討ください。
「スマケ!」は、リッチメニューの出し分け以外の機能も豊富です。
顧客データベースの購買履歴や行動データを活用して、配信コンテンツを細かく分類し、ターゲットに合わせたメッセージ配信も可能です。顧客の関心やニーズに合った情報を提供することで、より効果的なマーケティングが実現できます。
「スマケ!」の機能や他ツールとの違いは、虎の巻で紹介しています。LINEマーケティングのメリット・デメリットや具体的な施策を知りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしましょう。
【関連記事】【成功事例付き】LINEマーケティングの施策5選!役立つツールも解説
リッチメニューは、下表のように顧客の属性やステータスに合わせて情報をカスタマイズできます。
店舗例 |
カスタマイズ内容 |
小売店 |
店舗ごとに異なる特典やキャンペーンを表示 |
化粧品メーカー |
肌の悩みや興味のあるカテゴリーに応じてメニューを表示 |
ECサイト |
会員と非会員で特典やキャンペーンを表示 |
不動産メーカー |
住宅購入を検討中と賃貸検討中で異なる情報を表示 |
学習塾 |
在籍年度に応じてカリキュラムやイベント情報を表示 |
顧客の状況に応じてリッチメニューを調整することで、顧客満足度を高め、ビジネス成果を最大化できます。
下表は、実際に顧客満足度の向上に貢献した事例です。
業種 |
レジャー施設 |
目的 |
顧客満足度向上 |
施策 |
タブ切り替えメニューを設置 |
成果 |
|
同じ施設内であっても、異なる興味関心を持つ顧客がいる場合、一般的な情報提供では効果が薄い場合があります。顧客のニーズに適したパーソナライズされた情報提供により、顧客満足度が向上します。
リッチメニューの複数タブではユーザーの利便性を第一に考え、必要な情報へすぐにアクセスできるよう設定しましょう。
LINE公式アカウントのリッチメニューは、ユーザーにとって非常に便利なツールです。ユーザーの属性や状況に応じて適切に出し分けることで、個々のユーザーに最適なコンテンツを提供できます。
リッチメニューを出し分けし、より個に刺さる情報発信をしたい方は、弊社が提供する「スマケ!」の導入をぜひご検討ください。
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